──お話を伺っていると、麻倉さんの音楽への向き合い方が変わってきたのかなという気がしましたが、ご自身ではどう感じられていますか？
そうですね。自分が音楽制作に対して以前よりも興味が出てきたというのもありますが、今回は特に、Dolby Atmosでの環境で音楽を聴かせてもらえたり、「eclatante」の楽器録りを見学させてもらったりと、音楽に触れさせてもらう時間が多くて。それによっていろいろ発見があったので、今後に生かしていけたらと思っています。
──アルバムの初回生産限定盤Type Bに付属する写真集についても教えてください。こちらは100ページにも及ぶ大ボリュームの写真集とのことですが、どのような内容になっているのでしょうか？
「デビュー5周年お疲れ様小旅行」という名目で長崎旅行に行った様子を収めた写真集です。使用する写真も自分で選んだのですが、ほとんどが何かしらを食べている写真でした(笑)。でも、、確かに旅行中もずっと食べていましたね。100ページの中で、髪型や洋服を替えてずっと食べています(笑)。
──食べることが好きな麻倉さんですが、長崎の食はいかがでしたか？
桃カステラやちりんちりんあいすなど、初めて食べる長崎の名物もあって。もちろん、長崎ちゃんぽんなど、大好きな麺類も食べられて楽しかったです。
──『Apiacere』のリリースを記念して、10月からはツアーが開催されます。どんなライブになりそうでしょうか？
まだ全然決まっていないのでどうなるかわからないですが、今回はツアーで、今まで私のライブに来られなかった人のところへ会いに行けるということなので、アルバムの曲だけでなく、昔の曲もいろいろ歌いたい！…という気持ちが今のところあります(笑)。とはいえ「シロクジチュウム」はライブでやったらどうなるんだろうとも思いますし、ライブだとまた印象がガラッと変わる曲もあるので、これからいろいろ考えていきたいです。ツアーの醍醐味のひとつが、曲を育てていくのができることなので、そこも楽しみたいですね。
──先月にはお誕生日を迎えましたが、最後に28歳の抱負を聞かせてください。
よく聞かれるのですが、抱負ってあまりなくて…。ただ、ツアーも決まっていますし、まだ発表していないこともいろいろ待っているので、これからもみんなに楽しんでもらえるようなことができたらいいなと、常日頃思っています。
(取材・文／小林千絵)
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