「なおまし」は発達障害というヘビーな題材を描きつつも、決して暗い作品ではない。デフォルメされたカレー沢氏と諸葛亮氏の軽妙なやりとりをはじめ、思わず笑ってしまう場面も多い。
「キレキレのギャグと、物事を深刻に描きすぎず、とにかく『面白く』描かれるところが本当に素晴らしいなと思います。言葉のセンスやツッコミ力が尋常でなく高い方なので、カレー沢さんの手にかかると、ささいなエピソードも何百倍も面白くなります。キャラクターの捉え方も圧倒的なセンスで、いつも『なんだかおもしれーキャラの立った奴』になるので、さすがの一言に尽きます」(諸葛亮氏)
最後に「なおまし」をどんな読者に読んでもらいたいか尋ねた。
「発達障害について何かしらの思いを抱えている方、身近に発達障害の方がいて『どう接するのが正解かわからない』という方、とにかく毎日がどんよりしていて笑いたい、という方、いろんな方に読んでいただけたら嬉しいです」(諸葛亮氏)
「発達障害当事者や、そうじゃないかと悩んでいる方はもちろんですが、この漫画を(読者に)面白がってもらえるだけで、発達障害だからこそできることもある、と自分が発達障害に対してポジティブになれるので、ただの興味本位で面白がりたい人にも読んでもらいたいです」(カレー沢氏)
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