乃木坂46のメンバー与田祐希が、6月30日よりスタートした「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜夜0:30-1:00、テレビ東京系ほか/地上波放送後よりdTVで見逃し見放題配信中)で地上波連続ドラマ初主演を飾った。主演が決まった時「1人で主演っていうのも初めてだったので、不安も結構ありました」と話し、与田が演じた璃子について「乃木坂に加入する前の人生と結構似ていた」と振り返った。また「両立の方法は、私の方が知りたいぐらいです」とアイドルと女優、両立の難しさも語った。
――まず地上波連続ドラマの初主演ということでおめでとうございます!ドラマの役が決まったときの心境をお聞かせください。
ありがとうございます。私がマッサージ受けていた時にチーフマネージャーから急に電話がかかってきました。何事だろうなって思ったら「主演でドラマが決まったよ」って。そのままドラマの内容を説明されて、おぼろげな感じで頑張りますって言いました(笑)。
嬉しさもありつつ、やっぱり何か主演っていうものに対してすごく今まで、出演させていただいたドラマや映画が、すごく大きな存在だったので、「私で大丈夫かな?」って。1人で主演っていうのも初めてだったので、不安も結構ありました。
――今回の役柄がドラマの名前にもなっている“量産型”と呼ばれてしまう女の子です。璃子を演じるための役作りなどはしましたか?
監督と顔合わせを初めてさせていただいたときに役柄の説明とともに、こんなドラマにしたいっていう想いを伝えてもらいました。そのときにいただいた役柄のプロフィールが、私の乃木坂46に加入する前の人生と結構似ていると感じました。なので、監督とお話しをして今回は役作りは特にしないで、そのままの状態で役に入ることに決めました。
プラモデル作りも研修という形で練習をさせていただきました。話を追うごとに、模型店での絡みとかがあってちょっとずつプラモデルに対する愛着が大きくなっていくものなので、練習するとかは必要ないと言っていただいたので、そのまま役に入った感じですね。
――模型店でのやりとりがすごく面白いですよね。エンディングテーマで流れる映像も、非常に楽しそうに見えます。
あれ実はフリー演技で、毎回「今日はどうしましょうか?」みたいな空気があって、模型店のメンバーと話し合いをしながら、これやりたいとかあれをやりたいとかいうのは結構自由にさせていただいています。それこそ最初の方は監督がいろいろセリフや動きとかも考えてくださったりしたんですけど、だんだん私たちにおまかせいただく流れになって、本当に自由にやらせていただいて楽しかったです。最終話のエンディングもすごく面白い感じになっていると思うので楽しみにしてください (笑) 。
――璃子はドラマの中で量産型と言われていますが、与田さんは自分は何型だと感じますか?(笑)
え!? クワガタ(笑)? あんまり自分が量産型だとか量産型じゃないとか、考えたこともなかったですね。でも言われてみると根は量産型だろうなって思います。すごく熱を持って、みんなに「ついて来い!」みたいな感じになった事も今までの人生でないですし、これだけは誰にも負けないみたいな趣味とか特技もないし。
――乃木坂に入っている時点で量産型ではないと思いますが…
いやいや、これは本当に拾っていただいてありがとうございますって感じです。本当に出会えてよかったなって思える存在ですね乃木坂46は。私、乃木坂に入るまで将来やりたいことっていうのが一つも浮かんでなかったんです。高校1年生の途中で乃木坂46に加入したんですけど、当時地元で通っていた高校は国際文化コースだったんですけれど、それも別に海外で何かしたいとか、そういう道に行きたいから選んだわけではなくて。「とりあえず受けとくか」くらいの気持ちで受けて入った感じでした。将来こういう仕事をやりたいとかビジョンも全くなかった状態でした。
そんな時に、乃木坂のオーディションに友達から誘ってもらって、受けてみて、そしたらガラッと人生が変わったので、不思議な感じでした。やりたいことがなかったからこそ、乃木坂に入るってなって、ここで頑張ろうって決められたっていうのも大きいです。加入前が量産型に近い生き方だったからこそ、今でも続けられているんだろうなって思うので、それでよかったのかなって思います逆に。
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