世界最大規模の造形フィギュアの祭典として知られる「ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)」。その最新回に当たる「ワンダーフェスティバル2022[夏]」が、7月24日に幕張メッセにて開催。大勢のサブカルファンが集結し、会場は大盛り上がりとなった。本記事では、フロア内の各種出展ブースと並ぶもうひとつの見どころである“コスプレエリア”に注目。そちらで撮影した美麗レイヤーたちの写真を、インタビュー記事と併せて紹介していく。
会場を彩るレイヤー陣の衣装を見てみると、「ワンフェス」の主旨に合わせて“装飾品の造形”にこだわっていた参加者が多く、新旧さまざまなアニメ、ゲーム、コミックのキャラクターたちが一堂に集結。
その中のひとり、「遊☆戯☆王」のブラック・マジシャン・ガールに扮するもちむぎさんはライバーとしても活動中のコスプレイヤーで、コスプレは“自宅で楽しめる趣味”として、外出自粛の期間中から少しずつ取り組むようになったという。
大型イベントに参加するのは、2021年に開催された「世界コスプレサミット2021」に続き、今回が2回目だそうで、「ワンフェス」の感想を聞いたところ、以下のように話してくれた。
「リアルイベントだと、いろんなレイヤーさんやカメラマンさんと直に交流できるのが楽しいですね。新型コロナの感染者数が増えていて、まだまだ油断のできない状況ですが、これからも様子を見ながら、いろんなコスプレイベントに遊びに行きたいです」。
なお「ワンフェス」とは、プロ・アマチュアを問わず、製作者であれば誰でも造形物を出展・販売することができる大型イベントで、1984年にプレイベントが初開催。そこから徐々にサブカルファンの間で話題になり、1992年には造形メーカーの海洋堂が主催を引き継ぐことに。この度の「ワンフェス2022[夏]」でも、その精神は受け継がれていて、航空機、戦艦、鉄道車両などの模型から、特撮ヒーロー&アニメのキャラクターフィギュア、さらには武器や装飾品のレプリカといった、さまざまなアイテムが展示。近年では大手企業も多数参入している。
今回は各種出展ブースに加え、多彩なステージ企画を行うためのオフィシャルステージも設置。こちらでは豪華声優陣&アニソンシンガーによるライブや、人気アニメの制作陣によるトークショーなどが実施された。なお、次回の「ワンダーフェスティバル2023[冬]」は、2023年2月12日(日)に開催予定。
取材・文=ソムタム田井