『SPY×FAMILY』『2.5次元の誘惑』コスプレイヤーのこだわり「スカートとニーハイの間の“領域”にこだわった」

2022/08/07 11:50 配信

グラビア

「SPY×FAMILY」ヨル・フォージャー/深月風香さん(写真左)、「2.5次元の誘惑」アリエル/kokoneさん(写真右)撮影:ソムタム田井

世界最大規模の造形フィギュアの祭典として知られる「ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)」。その最新回に当たる「ワンダーフェスティバル2022[夏]」が、7月24日に幕張メッセにて開催。大勢のサブカルファンが集結し、会場は大盛り上がりとなった。本記事では、フロア内の各種出展ブースと並ぶもうひとつの見どころである“コスプレエリア”に注目。そちらで撮影した美麗レイヤーたちの写真を、インタビュー記事と併せて紹介していく。

会場を彩るレイヤー陣の衣装を見てみると、「ワンフェス」の主旨に合わせて“装飾品の造形”にこだわっていた参加者が多く、新旧さまざまなアニメ、ゲーム、コミックのキャラクターたちが一堂に集結していた。

「2.5次元の誘惑」のアリエルに扮するkokoneさんは、衣装も武器もすべて自作で用意したそうで“コスプレのこだわりポイント”を質問したところ、「スカートの長さですね。立ってポーズを取るときにスカートとニーハイの間の領域がきれいに見えるよう、丈の調整にはかなりこだわりました」とコメント。

「ワンフェス」には、新型コロナウイルス感染症により中止・延期となる以前から遊びに来ていたらしく、ひさしぶりに参加した感想を聞くと、「撮影用のスペースが広く取れたので、密にならないのはいいことなんですけど、全盛期に比べるとまだ少し盛り上がりが足りないですね。いろいろと難しいと思いますが、またコロナ以前のような活気を取り戻してほしいです」と話してくれた。

「SPY×FAMILY」のヨル・フォージャーに扮する深月風香さんも「ワンフェス」に参加するのはひさしぶりだそうで、同様に感想を聞いてみると、「衣装の造形にこだわったレイヤーさんが多くて“そういえばワンフェスってこんな雰囲気だったな…”としみじみ感じ入っています。やっぱりリアルイベントは楽しいので、まだまだ油断のできない状況ですが、これからも様子を見ながらいろんなイベントに遊びに行きたいです」といった意見を聞かせてくれた。

なお「ワンフェス」とは、プロ・アマチュアを問わず、製作者であれば誰でも造形物を出展・販売することができる大型イベントで、1984年にプレイベントが初開催。そこから徐々にサブカルファンの間で話題になり、1992年には造形メーカーの海洋堂が主催を引き継ぐことに。この度の「ワンフェス2022[夏]」でも、その精神は受け継がれていて、航空機、戦艦、鉄道車両などの模型から、特撮ヒーロー&アニメのキャラクターフィギュア、さらには武器や装飾品のレプリカといった、さまざまなアイテムが展示。近年では大手企業も多数参入している。

今回は各種出展ブースに加え、多彩なステージ企画を行うためのオフィシャルステージも設置。こちらでは豪華声優陣&アニソンシンガーによるライブや、人気アニメの制作陣によるトークショーなどが実施された。なお、次回の「ワンダーフェスティバル2023[冬]」は、2023年2月12日(日)に開催予定。

取材・文=ソムタム田井