プレデターが持つ兵器は、どのシリーズでも人類を一方的に圧倒してきた。周りの景色と同化することができる「光学迷彩」や、レーザーポインターとの連動で正確無比な一撃を繰り出す「プラズマキャノン」などの強力な兵器で人類を翻弄(ほんろう)。
だが、アンバーは「このテクノロジーギャップは本作では関係ない」と言い切る。その理由を「プレデターがハンターとして最も大きな獲物を狙っているとき、最高の武器があるかどうかが決め手になるわけではないのです。だからコマンチ族の最高の戦士で、優れたハンターであるナルとの能力は釣り合っているのです」と話す。
このアンバーのコメントは、「強き者には敬意を表する」というプレデター独特の文化を指している。プレデターは、自らが認める強敵に出会ったとき、飛び道具を捨てて白兵戦で決着をつけることがある。力と力、技と技のぶつかり合いで最終決着をつけるのだ。
たとえ絶対的な対格差があろうとも、コマンチ族の高い戦闘能力とサバイバルスキル、そしてナルの勇気と知性があれば、番狂わせを起こせるかもしれない。
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