今作のプレデターは、300年前に地球に飛来した初めてのプレデターで、“元祖プレデター”と言っても過言ではない。その容姿は、これまでのプレデターに比べるとより生物的なイメージになっている。トレードマークのメタリックなマスクも何かの頭骨を思わせるデザインに変わり、身に着けるガジェットもどこか古代の兵器を彷彿とさせる。
SFナイズされたプレデターも恐ろしいが、今回のプレデターは生々しく、より一層“恐怖”を感じる雰囲気に。そして、今作ではほとんどのシーンで実際にアクターが中に入り撮影されたが、その効果は2人のコメントからも分かるとおり絶大。実際に恐怖を感じながらの2人の演技は絶妙で、アクションシーンに高い緊張感を生んでいる。
圧倒的な恐怖を演出するために新たにデザインされたプレデターは、撮影現場にいたキャストたちをも震え上がらせた。それは、ナルやタエベが劇中で初めて宇宙最凶のハンターを目撃した瞬間に重なる。
“見えざる敵の恐怖”、そして圧倒的な“戦力格差”が生み出す緊張感は、演者が本当にプレデターの姿に恐れおののいていたからこそ生み出された空気感だった。
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