そして、迎えた最後のローズセレモニー。どんな時も言葉と行動で愛を示し、安心させてくれるマクファーか。それとも、一緒にいると笑顔になれて、自然体の自分が出せる長谷川か。尾崎はローズを渡す直前まで、選ぶことができなかったという。どちらかとお別れしなければならず、涙が止まらなくて一旦2人から離れる場面も。
それほど思い入れのある2人の中から、尾崎が選んだのは……マクファーだった。スタジオメンバーの岡村と矢部が「長谷川が選ばれる」と予想していたように、本当に最後の最後まで結末が読めない旅だったはず。長谷川といる時の尾崎は経営者の顔ではなく、恋する乙女の顔をしていたのだから。
実際に、尾崎もかなり長谷川に心揺さぶられていたのだ。エピソード10「アフターファイナルローズ」に出演した尾崎は、そこで「ジャクジー(デート)の時は恵一が一番好きで、恵一にしようと決めていた」と明かした。だが、自分のために変わってくれた長谷川が交際後、元の彼に戻ってしまわないかという不安があったという。「信じ切るにはちょっと時間が足りなかった」と尾崎。
短期間で運命の相手を決めるという特殊な環境下ならではの答えに、SHELLYは終始「リアル〜!!」と叫んでいた。Twitterでも、視聴者から「不安になるのわかる」「昔から変わらないって事の方がリスク低いもんね」と共感の声が相次いでいる。
たしかにマクファーは初めから全力投球で行動が一貫していた。旅を振り返ると、彼はどんなに他の参加者とぶつかろうとも、常に尾崎に対する思いを優先。なりふり構わず、愛を貫いたことに関し、マクファーは「(男性陣の反応は)どうでも良かった」「彼女との間がどうなるかだけが大事だった」と語った。
その行動が身を結び、マクファーは史上初となるファーストローズ・ストールンローズ・サプライズローズ・ファイナルローズの全てを手に入れた参加者となった。でも彼にとっては、尾崎の「やっと今日言える。I love you」という言葉がローズにも勝る喜びになったことだろう。
ちなみに、交際スタート後まもなく尾崎の尻に敷かれているというマクファー。「うちのパワーバランスは上から美紀、わんズ(2人が飼っている2匹の犬)、僕」と嬉しそうに話す、彼の可愛らしい一面にも注目が集まった。
『バチェロレッテ・ジャパン』で初めてカップルが誕生したシーズン2。尾崎美紀×佐藤マクファーレン優樹の幸せな未来を願いながら、新たなバチェラー&バチェロレッテの旅が始まる日を待ちたい。
※尾崎美紀の「崎」は「たつさき」が正式表記
■文・苫とり子
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