――アルバム発売の後は、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」や「@JAM EXPO」といった夏のアイドルフェスへの出演も控えています。
新井:「夏が来た!」って感じです。夏のフェスをきっかけにファンになってくださった方も多いですし、私たちにとっても出会いの季節でもあるので、一つ一つのステージを大切にしていきたいと思っています。
――グループとしての活動も5人から4人になったりしましたが、12年という活動歴はすごいと思います。長く続ける秘訣は?
庄司:自分たち自身が“東京女子流”でいることの楽しさとか、女子流としてやり遂げたいことに対して真っすぐ向き合ってきたり、そういう気持ちを途絶えずに持ち続けてきたことかなと思います。それにプラスして、いろんな方との出会い、支えてくださっている方、ファンの方、本当にいろんな小さな奇跡が積み重なっての12年間だと思います。
中江:私もそうですけど、自分以外のメンバーをリスペクトしているし、頼りにもしているし、絶妙なバランスで東京女子流は成り立っているのかなと思います。自分に足りないところを補い合ったり、支え合ったり、高め合ったり、グループの強みをちゃんと生かしていますし。ステージでもそれ以外の時でも、「ここはこの子がこうしてくれる」という絶対的な信頼がありますし、それは長くやってきたからこそ生まれたものでもあると思っています。
新井:12年間保ててきた秘密は…。
山邊:“秘訣”ね。12年も秘密を保ってきていたら怖いなぁ(笑)。
新井:秘訣でした(笑)。私が思う秘訣は、全員が「ありのまま」だからかなって。いつでも自然体でいられるから何の言い争いもなく。本当にけんかというけんかをしたことがないんです。自分ができないことは他のメンバーにお願いしたり、お願いされたり、それができる関係性ってすごくいいですよね。
中江:みんなでカバーし合って、フォローし合って、特にライブだと生ものなので何が起こるか分からないじゃないですか。でも信頼しているので、もし誰かが歌えなくなったりしても、そっと誰かがそのパートに入ったり、ナチュラルに対応できているのがすごいなと思いますし、ありがたいです。
――そんな“秘訣”を保ちながら、この先4人でどんなことをやっていきたいですか?
山邊:12年間、東京女子流は“歌ったり踊ったりすること”を一番大切にしてきて純粋に歌って踊ることの素晴らしさを真っすぐに伝えてきたグループです。いろいろやりたいことはありますけど、そういう部分は変わらず大事にできたらいいなと思っています。
コロナ禍が続いていて、九州や関西、東北とかいろんな地域の方からSNSで「来てください!」って声を頂いているので、関東での活動が多くなっていて、皆さんが会いにきてくださるのもうれしいんですけど、私たちが皆さんの所に行って、生で歌とダンスをお届けしたいなという気持ちが強いです。
◆取材・文=田中隆信
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