アンジャッシュの渡部建が「白黒アンジャッシュ」(毎週火曜夜10:00-10:30ほか、チバテレほか)に復帰して約半年が経過。1年8カ月ぶりの復帰となった2月15日放送回では下を向いていた渡部だが、現在では笑顔でゲストとトークを繰り広げ、番組はほぼ“平常運転”に。これには、優しく接する三村マサカズ(さまぁ~ず)、冒頭からハイテンションで渡部にツッコミ続けた劇団ひとり、鋭い質問で騒動について聞き出す千原ジュニア(千原兄弟)らゲストのさまざまな“いじり”による部分も大きいだろう。そして、伊集院光が出演した回では、千葉ロッテ・佐々木朗希投手が完全試合を達成した直後ということもあり、共通の趣味である野球の話で大いに盛り上がった。児嶋一哉が進行を担い、TVerでの配信が始まるなどの変化はあったが、番組としては「大きな変化はない」という。WEBザテレビジョンでは、チバテレの小森健一郎プロデューサーにインタビューを実施。収録の様子や番組の今後について、いろいろ報道されてきたことの“真実”などを語ってもらった。
――渡部さんの番組復帰から約半年がたちました。収録の雰囲気はいかがですか?
そうですね。普通にやっていますという言い方が合っているのかは分かりませんが、制作側は特に意識はせずにやっています。ただ、演者側は…特に渡部さんはかなり気を使ってやってらっしゃるなというふうには思います。
やっぱりご本人の中でいろいろ思いがおありなのかなと、はたから見ていて感じている時はあります。ただ、どちらかというと制作側が「こういう立ち回りでお願いします」とお願いしてやっていただいている部分もあるんです。それが、もしかしたら見え方的に「何か調子に乗っているな」と見えてしまうこともあるかもしれないですけど、基本的には番組側で“渡部建という人”を演じていただいているという感じですね。そうじゃないと(渡部さんの)良さが生きないというところもあるので。
ご本人的にはすごく反省モードというか、ずっとそんな感じですけど、バラエティー番組なのでそれでは困るじゃないですか。なので、「通常通りやってください」とこちらからお願いして、放送上はある程度そういう自粛モードから、渡部さんも徐々に変わってきているように見えるのかなって思いますね。
――復帰後初の放送では、児嶋さんとも目を合わせられなかったのが、最近は笑顔も見せるようになってきたことは、番組ファンにはうれしいことだと思います。
そうですね。最初は確かにいろいろ報道されたんで緊張感があったかと思いますが、収録回を重ねてきてだんだん慣れてきて、おっしゃる通り良くなってきているというのは感じます。
――いろいろなゲストの手によって、渡部さんも話しやすくなっていったのかなという印象も受けました。
ゲストは、渡部さんの復帰が決まる前から出演が決まっていた方もいるし、復帰が決まった後にオファーを受けてくれた方もいます。復帰前に決まっていた方にはもちろん(収録の前に)お伺いは立てたんですが、皆さんから「やりますよ」と言っていただいたんです。
番組の中でも話していましたが、皆さんが「(渡部さんとの絡みは)どうしようか」と思って来ていただいているんですけど、三村さんやひとりさんのような大物の方々にいじり倒していただいて、なかなか児嶋さんだけでは突っ込めないところまで聞いたり。渡部さんも基本的には逃げないので、僕らも知らなかったようなことまでお話していただいたりしましたね。
ジュニアさんは、渡部さんの復帰後に出演オファーを受けていただいたんですが、他の方にはできないだろうなっていう突っ込んだ質問をしてくださって。それが全然嫌味にならないんですよね。
やっぱり、うちにはなかなか来ていただけないような大物の方が、ああいうふうにいじってくださって、本人的にもいろいろ話す機会が設けられたというのは、(世間的には)どういうふうに受け止められているかは正直分からないですけど、ネットニュースなどではいい感じで書いていただいているのはすごくありがたいし、出ていただいているゲストの皆さんにも、本当にありがたいなと思っています。今、こういうふうに平常というか、普通にまた放送ができているのは、そういった方々の力のおかげだと感じています。
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