＜メイドインアビス＞「ボンドルドが全部悪い」鬱展開と究極の選択に視聴者絶望

アニメ「メイドインアビス 烈日の黄金郷」(毎週水曜日深夜1:05～、TOKYO MXほか)の第5話が8月3日に放送された。「メイドインアビス」は「WEBコミックガンマ」(竹書房)で連載中の、つくしあきひと原作によるダークファンタジーアドベンチャー。人類最後の秘境と呼ばれる大穴アビスに、偉大な探窟家だった母を追う探窟家見習いの少女リコと、謎の少年型ロボット・レグ、アビスの中で出会った“成れ果て”のナナチが挑む物語だ。(以下、ネタバレが含まれます)

“成れ果て”とならず、人のまま生きていたヴエコ。なぜ？

前回からレグ、ナナチと別行動を取ることになってしまったリコ。2人の行方を捜すため、食堂のおかみさん、ムーギィから教えられたのは村の端にある“目の奥(ドグーブ)”と呼ばれる場所だった。村の秘密が眠っていると言われ、村の者は立ち入ることができない場所。もしかしたら、そこになら…。しかし、“目の奥”でリコが見つけたのは2人の姿ではなく、黒い触手に絡め取られている人の女性だった。女性の名はヴエロエルコ(ヴエコ)。リコは知る由もないが、成れ果て村“イルぶる”を作ったという三賢ワズキャンの仲間の1人だった。

大穴の街オースができる以前の昔、黄金郷を求めアビスに挑んだガンジャ隊。そして現在、アビス深層を目指した冒険の真っ只中にいるリコ隊。思いもよらない形でリコはヴエコと出会い、違う時代を歩んでいた両者の時間がここに来て重なり合う。伏線を回収しつつ、少しずつ成れ果て村の秘密に近付いていく物語。一方で、また新たな謎を突き付けてくる絶妙な展開に、Twitterには「成れ果ての姿ではないヴエコ、成り立ちが良くない村？」「ヴエコが犯した禁忌がこの村にどう影響を及ぼしているのか」「村の始まりは悲惨だった、一瞬の映像からしてイルミューイとファプタが絡んでるんだろうか？」と、様々な疑問、憶測が沸き上がっている。