自分の言葉で思いが伝えられなかったあの時はどこか“服に着られている”感がにじんでいたコーディネートが、6話では自然で自信にあふれていて、自分のものになっているのがわかる。内面の変化が端的にわかる豹変ぶりにドキッとさせられるし、同じコーディネートでここまで内面の変化を表現できる鈴木愛理という女優にも目を見張る。
「なりたい自分が分からないまま生きてきた」「好きなんだよね、今の会社」といった言葉の端々からも、海が“本当になりたい自分”に気づき始めていることが分かる。
7話かけて“本当になりたい自分”に着実に近づいていた海と、そんな彼女に惹かれていく圭祐と風緒。
海の成長物語としても、恋愛ストーリーとしても佳境を迎えている「ANIMALS―」だが、7話では、海自身が仕事の成果を求めるあまりパワハラ上司化していることに気づき、ショックを受ける場面も…。最終話では、海がついに“本当になりたい自分”を見つける姿が描かれる。
6日からの一挙無料放送は、そんな海の変化をダイレクトに感じ取れる絶好の機会。あらためてズタボロから美しいキャリアウーマンへと再起した彼女の変貌ぶりを味わって、11日の最終回、海が“なりたい自分”に到達するクライマックスを見届けてほしい。(文=ザテレビジョンドラマ部)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)