≠ME「今年の夏はノイミーの夏に」“王道アイドル”なかわいらしいステージでファンをメロメロに<TIF2022>

2022/08/07 07:30 配信

音楽 アイドル

≠MEが「TIF2022」のHOT STAGEに出演 撮影:大野代樹

=LOVEの姉妹グループとして2019年に誕生した、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ・≠ME(ノットイコールミー)が8月6日、世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」(8月5~7日、お台場・青海周辺エリア)のHOT STAGEに出演。8月3日にリリースしたばかりの新曲「す、好きじゃない!」を含む全7曲を、かわいらしく披露した。

2021年4月にミニアルバム『超特急 ≠ME行き』でメジャーデビューし、いきなりオリコンウィークリー1位を獲得。2022年2月には東京国際フォーラム・ホールAでの3周年コンサートを成功させ、5月にはグループ初の舞台である「≠ME ACT LIVE おジャ魔女どれみドッカ~ン!」を上演するなど、活動の幅を広げ続ける彼女たち。

“原点”のTIFで息の合ったパフォーマンス


≠MEにとってTIFといえば、2019年にグループ初ライブを踏んだステージ。残念ながら今回は体調不良で欠席の冨田菜々風を除く11人での出演となったが、蟹沢萌子の「こんばんは~!TIF2022!一番アツくなる準備はできてますか~!」という元気のいいあいさつから、本来は不在の冨田がセンターである「秘密インシデント」を披露。場数はたっぷり踏んでいる彼女たちだけあって、1人が休んでも互いをしっかりと補い合い、息の合ったダンスと歌を届けていく。

2曲目は、ポニーテールが似合う鈴木瞳美の「皆さ~ん!まだまだ愛、足んないですよ~!今日は私たちと一緒に楽しもうね~!」という“圧が強めな”呼び掛けから、彼女のセンター曲「ポニーテール キュルン」へ。作詞家としても非凡な才覚を発揮し続ける指原Pに「ほら、こういうのが好きなんでしょ?」と言われているかのような、“かわいい”が詰め込まれた楽曲&パフォーマンスで一気にまくしたてる。

そして3曲目の「好きだ!!!」でも、緩めることなく“かわいいの波状攻撃”をかけてくるノイミーたち。これには早くも会場や配信で見ているファンはメロメロに。全員マスクはしているが、その奥に潜む口角は緩みっ放しだろう。

さらに「てゆーか、みるてんって何?」という、TikTokでも話題になったキャッチーな“鉄板曲”を持ってきてトドメを刺し、いつの間にか彼女たちのワンマンライブ会場に来てしまったかのような錯覚に陥った。“みるてん”こと本田珠由記のあおりで、恐らくファン全員がIQゼロになるほどのダメージを受け、続いて河口夏音の「今年の夏はノイミーの夏にしましょう!」という掛け声から、「君の音だったんだ」へ。全員がリーチの長い手足を存分に生かして歌い踊り、ポニーテールもツインテールも見ているこちらのハートも揺れっぱなし。

≠ME 撮影:大野代樹

リリースしたての新曲も披露!


彼女たちのファーストオリジナルソングである「≠ME」では、音楽ユニット・バグベア作曲による疾走感のあるメロディーに乗せてエモーショナルな歌声を響かせ、「好きだ~!」の“絶叫”もバッチリ決まり、かわいさだけじゃない魅力も見せつける。

その後、鈴木が「東京アイドルフェスティバルに出演させていただけて、とってもうれしいです!菜々風の分まで全員で力を合わせて頑張ります!皆さん、私たちと一緒に楽しみましょう!」と呼び掛け、「早いことに次の曲が最後の曲になります。最後まで楽しむ準備はできてますか~!?」というあおりから、ラストは3日にリリースしたばかりの最新シングル表題曲「す、好きじゃない!」。

終演を惜しむ会場のざわつきをかき消すように、谷崎早耶の「皆さん、ノイミーのこと好きなの?好きじゃないの~?どっちなの~?いっぱいいっぱい好きにさせちゃうんだから~!」とこれまたキュートかつ“圧強め”なあおりから、最後まで“王道アイドル”のかわいらしいステージを展開し、多くの観客をさらなる“ノイミー沼”に引きずり込み、しっかりファンに感謝を述べて出番を終えた。

◆取材・文=ブルータス海田