指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ・=LOVEが8月6日、世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」(8月5~7日、お台場・青海周辺エリア)のHOT STAGEに出演。この日の同ステージ“トリ”を飾った。
2017年9月6日に「=LOVE」でメジャーデビューし、これまで11作のシングルすべてオリコンウイークリーランキングトップ10入りを果たしている彼女たち。2021年1月には日本武道館2days公演、7月には横浜アリーナ単独公演、9月には幕張メッセ 幕張イベントホール単独公演も果たし、最近ではモデル活動やバラエティー番組出演、ドラマでメインキャストを務めるメンバーもおり、男性ファンのみならず女性ファンにも支持が拡大している。
目にも鮮やかな衣装で、作詞を指原とフワちゃん、ミュージックビデオの監督を峯岸みなみが担当したことでも知られる「ウィークエンドシトロン」を1曲目に披露。そして、大谷映美里の「あらためまして=LOVEです。もっと好きにさせちゃうぞ!」というあいさつから、「Want you!Want you!」をラブリー全開でパフォーマンス。会場に入りきれないほど大勢のファンが詰め掛けたHOT STAGEを沸かせる。
続いて「別れ」をテーマにしたちょっぴり切ない歌詞も印象的な5thシングル「探せ ダイヤモンドリリー」。この頃には、若干“声出し”を我慢できないくらいテンションが上がってしまうファンもちらほら。
その後のMCで、佐々木舞香が「TIF2日目のトリをイコールラブが務めさせていただきます。ありがとうございます! …まだちょっとね、声を出していいのかな~?どうなのかな~? みんな私たちのことを楽しみにしてくれて、うれしくなっちゃったと思うんだけど。これからも一緒に楽しんでいきましょう」と大事なファンが感染したら困るという意味も込めて今後の“声出し”を牽制し、ちゃんとフォローも忘れずに入れていた。これは誰にでもできることではなく、彼女の勇気と優しさに感銘を受けた。
それから、ツインテールの齊藤なぎさの曲振りから「いらない ツインテール」へ。“ぴんくえんじぇる”こと、なぎさ&きあら先輩(齋藤樹愛羅)のツインテールコンビを中心に、意志の強さを感じさせるヘビメタ楽曲を、みんなハスキーボイスでクールに歌い上げる。セリフの言い回し、内容含め、いちいちカッコイイ。
一転して、リーダー・山本杏奈の「私たちアイドルにとっての“笑顔のレシピ”はファンの皆さんです。いつも支えてくれてありがとう」という聖母のような語り掛けから、彼女がセンターを務める「笑顔のレシピ」へ。エモい選曲で、メンバーの絆を感じさせるステージを展開した後は、青春のみずみずしさを感じる「青春“サブリミナル”」を披露。後輩のノイミーも同じHOT STAGEで素晴らしいパフォーマンスを繰り広げたが、「さすがイコラブ先輩」と心の中で喝采を送らずにはいられない貫禄のステージだ。
さらに、「みんな~今日はイコラブに恋しちゃってね」とちょっぴりあざとく呼び掛けた佐々木の歌い出しから、初々しいラブソング「夏祭り恋慕う」へ。ほんのり切なさも感じるメロディーに、センター・佐々木の力強い歌声が相まって、ステージを見ているだけで“最高の夏の思い出”が体験できた感覚に。
最後は「ラストいくぞ~! HOT STAGE、過去最上“キュン”にアツくしちゃいましょ~!」という野口衣織の“巻き舌”混じりのあおりから、メジャーデビュー曲「=LOVE」。野口の「この夏はイコラブで決まりでしょう!」の声で満員の会場も、それこそ“過去最上キュン”の盛り上がり。
パフォーマンスを終え、山本から「デビュー日である9月6日に5周年を記念するアニバーサリーフォトブックの発売が決定しました」といううれしいお知らせも。メンバーは最後の最後まで客席に手を振り、ほぼイコラブのワンマンライブ状態で盛り上がる会場を後にし、HOT STAGEの2日目を締めくくった。
なお、9月23日(金)深夜にABCテレビでプロデューサー・指原の歌詞を実写ドラマ化した「もしも、この気持ちを恋と呼ぶなら...。」の放送も決定。姉妹グループの≠MEメンバーと共に、オーディションで選抜された数人のキャストが出演する。
◆取材・文=ブルータス海田
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