生田斗真「ある意味、心も裸の付き合いができた」2023年新春公開の主演映画『湯道』で濱田岳、橋本環奈と共演

2022/08/08 15:14 配信

映画 速報

主演の生田斗真(真ん中)を挟んで、濱田岳(左)、橋本環奈(右)が銭湯の入口に並ぶ(C)2023映画「湯道」製作委員会

生田斗真が主演するお風呂エンタメ映画「湯道」が2023年新春に公開。生田をはじめ、本作に出演する濱田岳橋本環奈の3人からコメントが届いた。

映画人には夢のようなセットで、“まるきん温泉”での人間模様が描かれる


同作は、小山薫堂が2015 年より提唱している「湯道」がテーマ。「湯道」とは「入浴」を伝統や精神を受け継がれていく「道」とし、「茶道」「華道」「書道」などと同様に、銭湯・温泉をはじめとした「お風呂」やその「湯」に向かう心の姿勢について深く考えるというもの。湯の道には歴史、伝統、そして“日本人の心”があると、「湯道」の家元である小山自身が映画化を企画、さらに完全オリジナルの脚本を担当した。

メガホンを取ったのは「HERO」「マスカレード」シリーズを手掛けた鈴木雅之。今作では、「銭湯で働く人々」「銭湯へ通う人々」「湯に魅せられた人々」とお風呂を通じて交差する人間模様を写し出す。

主演の生田が演じるのは、銭湯“まるきん温泉”を営む実家から飛び出すも、うだつが上がらず、実家に舞い戻ってきた三浦史朗(。そして史朗と犬猿の仲で、実家の銭湯を兄の替わりに亡き父から引き継いだ弟・悟朗を濱田岳。また、史朗と悟朗の実家の銭湯“まるきん温泉”で働く看板娘・秋山いづみを橋本環奈が演じる。

今作の舞台の中心となるのが史朗と悟朗の銭湯“まるきん温泉”。京都の松竹撮影所内に、銭湯に通じる街並みの巨大セットを制作。190坪を越える広さで、番台・浴室・天井・ボイラー室など様々な所から壁を取り外して撮影ができる、映画人には夢のようなセットが完成したという。浴室に入れるお湯を担当する業者も呼び、実際に浴槽に湯を張るこだわりも。生田・濱田・橋本も実際にこの銭湯のお湯に浸かり、撮影が進んだ。

生田斗真コメント「がっくんと環奈ちゃんは、かわいい弟と妹のようでとても幸せでした」


小山薫堂さんが書かれた脚本は「銭湯」への愛と日本文化に対するリスペクトの気持ちが溢れ、そこに愛おしさとバカバカさが絶妙にマッチしていました。

演じた三浦史朗は、仕事がうまくいかなくて、実家にカッコつけて戻ってきて、それがカッコ悪くて……という役柄です。でも、そういうもどかしさは自分自身にもあるし、誰しもが当てはまることだと思います。愛おしくて、憎めない史朗の空気感が伝わってくれたらいいなと思います。

「まるきん温泉」のセットは、 “撮影後も壊さないで、そのまま銭湯として営業したらいいんじゃないかな!?”と思うぐらいの感動的な完成度! 映画の街・京都にこんなに立派なセットを立てて、皆で寝泊まりして、じっくり撮影するのは久しぶりだったので、“映画作りをしているな!”と久しぶりに嬉しくなりました。

共演のがっくん(濱田岳)と環奈ちゃん(橋本環奈)とは、撮影以外の時間でも自然と3人が固まっていて、可愛い弟と妹に挟まれているようでとても幸せでした。そんな3人のトライアングルが、どんな化学反応を起こすのかは楽しみにしていて下さい。

今作は銭湯が舞台なので、ある意味、心も裸の付き合いができたというか、お風呂を通じて、キャストやスタッフの方々といつもよりも近くなれた感じがしました。誰しもが日々汚れを落とし、疲れを取るお風呂。この映画をご覧いただいて、自分と改めて向き合い、日々の生き方を大切にしてほしいと思います。是非、公開を楽しみに!