SKE48が8月7日、世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」(8月5〜7日、お台場・青海周辺エリア)のSMILE GARDENに出演。“一番暑い時間帯”の野外ステージで、暑さを吹き飛ばす激アツライブを繰り広げた。
9月に須田亜香里、古畑奈和の卒業コンサートとグループの14周年コンサート、30thシングルのリリースを控えるSKE48。1曲目は、13歳の“しっかり者”林美澪のセンター曲で、2021年のTIFにて“客前初披露”した「あの頃の君を見つけた」からスタートした。
当時も12歳とは思えぬ堂々たるパフォーマンスを見せていたが、それから10カ月。2作連続でシングル表題曲のセンターに抜てきされたり、ファッション誌「Seventeen」の専属モデルに起用されたりして経験値を積み重ね、黒髪ロングをなびかせ、もはや「10年選手ですか?」と言いたくなるくらいの存在感を発揮していた。
続いて「皆さーん!今年もTIFにSKE48がやってきました。夏を楽しみましょう!」の掛け声から、熊崎晴香のセンターで「夏よ、急げ!」を、さらにはダンサブルな名曲「オキドキ」を元気いっぱいにパフォーマンスし、SMILE GARDENを華やかに彩っていく。
HOT STAGEのように室内ならともかく、真夏の野外ステージでこんなに大きな身振り手振りの曲を持ってきて大丈夫か?と少々心配になったが、汗だくになりながらも笑顔を絶やさずパフォーマンスをしていくあたりはさすが。会場のボルテージもますます上昇したところで、MCへ。
これがSKE48としては最後のTIFとなる須田が「今年もTIFにやって来られました、ありがと~!暑い中、一緒に楽しんでくれている皆さん!SKE48は楽しいですか~?遠くまでよく見えてまーす」と呼び掛けると、ファンもペンライトで反応。
続けて「最前(列)の人たち、『オキドキ』の振りが完璧でびっくりしました。配信でも見てくださっている皆さんもいますので、みんなアピールして!」と須田が他のメンバーに促すと、各メンバーがカメラにハートや投げキッスをするなど、しっかりアピールしていた。
「今のSKE48は年齢層もバラバラで。私は最年長で、30歳なんですけど…(客席からパチパチ)…もう年齢で拍手を頂ける年になりました(笑)」と笑顔で話すと、今回1曲目にセンターを務めた13歳の林を呼び、林の“しっかり者エピソード”を紹介。ほっこり話に思わずメンバーも客席も笑顔に。
そして、そんな林による曲振りから入った「前のめり」では、江籠裕奈がセンターを担当。ファンはますます前のめりになりながら聞き入り、「ソーユートコあるよね?」、古畑の「ここから飛ばしていきましょう!」のあおりから、曲調もクールな「FRUSTRATION」へ。SKE48メンバーの激しいダンスに呼応するように、ファンも暑さに負けず振りコピ。
ラストは熊崎の「楽しい時間はあっという間。ラストに今日一番体力を使う曲です」という曲振りから、SKE48の代表曲の一つにも数えられる「パレオはエメラルド」。軽快なイントロから、最後までフルスロットルで笑顔いっぱいに歌い、踊り切った。真夏の一番暑い時間帯にここまでしっかりと踊れるあたりが、今のSKE48のレベルの高さを物語っているのかもしれない。
最後までファンに「水を飲んでねー」「ちゃんと水分とって!」と呼び掛ける気遣い、優しさも含めて、最高に“アツい”ライブを展開し、「ライブさいこ~!」の声とともに、去っていった。
◆取材・文=KAKU KATARIKI
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