MCUイチの“愛されキャラ”グルートとは?癒やし系の見た目&小さな体に秘めた勇気

2022/08/11 06:15 配信

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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(ディズニープラスで配信中) (C) 2022 Marvel

本国版はワイスピ俳優が声を担当


そんなギャップがあるグルート。ギャップということで言うと、声を担当している俳優もそう。「ワイルド・スピード」シリーズのドミニク役でおなじみのヴィン・ディーゼルが声を担当している。ドミニクとベビー・グルートを考えるとそのギャップの大きさにビックリする。日本語版も俳優の遠藤憲一が声を担当しているので、こちらもギャップの大きさでは負けていない。事前情報なしで、グルートの声を遠藤が担当しているとは、誰も思わないはずだ。

ヴィン・ディーゼルの話に戻る。セリフは“アイ・アム・グルート”の1パターンではあるが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」1作目では6カ国分の言葉で収録し、2作目では16カ国分のアフレコにも挑戦している。1種類とは言え、感情によって言い方が変わってくるので、かなりの労力を費やしたはず。なお、日本語版では遠藤が「ボクはグルート」というセリフのみで演じている。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の第3弾も2023年4月に日本公開が予定されており、7月にアメリカのサンディエゴで行われた「コミコン・インターナショナル」で予告編が披露された。ベビー・グルートも作品を通してちょっとずつ成長しているので、第3弾ではどのような姿で登場するのかも気になるところ。

ガーディアンズに入る前の作品も


もう一つ、「アイ・アム・グルート」と一緒に押さえてもらいたい作品がある。それは「ロケットとグルート」。これはグルートとロケットがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに加わる前、賞金稼ぎをしていた時の物語だ。1話3分の短編で全12話。2人の関係性がよく分かる作品なので、こちらを見ておくと他の作品もより楽しめるはず。この機会に“グルート”の魅力にどっぷりとハマってもらいたい。

◆取材・文=田中隆信