田中:Adoさんの歌は、やはり素晴らしかったですね。
池田:あれだけ芝居心のある歌手だとは、存じ上げなかった。名塚さんが歌っているのかなと思ったくらい。
田中:それくらい違和感がなくて。
名塚:本当にいろんな表情を歌声で見せてくださるので、自分がウタを演じるにあたって参考にさせていただきました。特に「ウタカタララバイ」という曲はウタらしさが出ているので、ウタというキャラクターを作る上でかなり参考にしています。個人的にも大好きな曲で、自分の歌のような感覚で毎日聴いていました。私自身の体の中にウタが入っているような感覚で収録に臨めたのは、とても良かったと思います。
――本作は、“音楽の力”が鍵となっていますが、みなさんが実生活でそれを感じることはありますか?
田中:美輪明宏さんのコンサートを観たとき、立ち上がれないくらい感動しちゃって。音楽の力は、人の心をわしづかみにする凄い力があるなと。今作もそんな力を感じてもらえると思います。
池田:“この曲を聞くとあのころを思い出す”というように音楽の力は、大きいですよね。僕は井上陽水さんや中島みゆきさんを聴いていましたが、彼らの歌を聴くだけで40〜50年前を思い出せるんですよ。「あのころの俺はしっかりしていたな」なんて(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)