テレビ東京系の金曜深夜「ドラマ24」7月クールが、「下北沢ダイハード~人生最悪の一日~」に決定した。
三谷幸喜や宮藤官九郎をはじめ、人気ドラマ脚本家を多数輩出してきた小劇場シーンの最先端で活躍する人気劇作家たちがテレ東深夜に集結し、小劇場の聖地・下北沢を舞台に“人生最悪の一日”をテーマにしたパニック・コメディーを送る。毎回、設定も登場人物も変わる1話完結型のコメディー・ドラマを、11人の劇作家がオリジナリティー豊かに書き下ろす。
案内人は、下北沢とゆかりのある舞台人の2人、古田新太と小池栄子。2人が演じるのは町のうらぶれたスナックの常連客とお店のママで、2人が下北沢で起きた“人生最悪の一日”を語り始めるところから始まる。
「違法風俗店で警察のガサ入れにあった俳優」「SMプレイでスーツケースに全裸で入ったまま、誘拐事件に巻き込まれた政治家」など、11通りのダイハードは本人にとっては大事件なのに、傍から見ていると爆笑必至のエピソードの数々をオンエア。
さらに、総合演出は、Perfumeや星野源ら人気アーティストのミュージック・ビデオをはじめ、ドラマ「かもしれない女優たち」('15年ほか、フジ系)の演出や、「カルテット」('17年、TBS系)のエンディング映像などでも知られる関和亮。ほか、スミスや山岸聖太らミュージック・ビデオ業界で超人気のクリエイターたちが演出を務める。
――最初に企画を聞いた時の感想は?
さすがテレ東、うまい具合に考えたな。安くて面白いが一番。
――下北沢が舞台のドラマです。下北沢に縁のある古田さんが思う、見どころは?
おいらは(下北沢には)ほぼ毎日いるからね。ロケ地が全てわかるでしょ。絶対に聖地にならない所を狙ってほしいですね。
――いよいよクランクインです! 撮影で楽しみなのは?
終わってからの飲みですかね。いい作家が集まっています。ぜひご期待ください。
――最初に企画を聞いた時の感想は?
チャレンジングな企画に呼んでいただけるのは興奮しますね。色の違う11本の作品の良いスパイスになれるよう頑張りたいです。
――下北沢が舞台のドラマです。下北沢に縁のある小池さんが思う、見どころは?
古いものと新しいものが絶妙に入り混じっている下北沢ですので、この町の不思議な空気が伝わり、皆が下北沢にもっともっと興味を持ってくれるキッカケになってほしいです。
――いよいよクランクインです! 撮影で楽しみなのは?
大好きなオモロー先輩・古田さんと芝居できるなんて夢のようです。番組名物になるような、楽しいかけ合いができたらうれしいです。
小劇場の舞台をたくさん見てきたファンとして、いつかこの面白さをテレビでも発揮してほしいと思ってきました。それが今回、一気に11人も起用できて大変うれしい反面、こんなチャレンジングな企画を通してくれたテレビ東京に驚いています。毎回、ほとんど1シチュエーションの低予算なコメディーです。ただ脚本が面白ければいろいろな制約をアイデアが凌駕(りょうが)してくれるのではないかと期待しています。さらに、かねてよりラブコールを送ってきた関和亮監督をはじめ、気鋭の映像クリエイターたちが、その映像手腕でこれらの脚本をどう料理してくれるのか楽しみでなりません。
「クローズアップでは悲劇だが、ロングショットでは喜劇」チャップリンの有名な言葉です。登場人物にとっては大パニックなのに、見てる側はとっても笑えるコメディーを目指します。最近、テレビドラマは同じような作品ばかりだという声もちらほら聴こえてくるので、テレビ業界の小劇場であるテレビ東京が、何か新しい風を吹き込めればと願っております!
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