パク・ヒョンシク＆ハン・ソヒ主演「サウンドトラック #1」など…この夏は韓国ドラマに“没入”

日本でもドラマ化され話題に

もう一つは、日本でも大倉忠義主演でリメイクされた「知ってるワイフ」。「アダマス 失われたダイヤ」で1人2役を好演しているチソンと、「ジキルとハイドに恋した私〜Hyde, Jekyll, Me〜」などに出演したハン・ジミンが主演のファンタジーラブストーリー。

銀行員ジュヒョク(チソン)はエステティシャンのウジン(ジミン)と結婚して5年目。2人の子どもがいるが、職場では上司に責められ、協調性のない部下に悩まされ、家庭では妻に罵倒される日々を過ごしていた。日頃のストレスが鬱積した妻から罵倒され、物を投げつけられ、離婚さえ考え始めるように。そんな時、大学の後輩であり初恋の相手の女性と偶然再会し、当時好きだったことを聞かされ、今の結婚をますます後悔することに。

ある日、ジュヒョクが高速道路を走っていると見慣れない料金所があり、そこを通過した直後に車が暴走。気付くと、大学時代にタイムスリップしていた。“もしもあの時に戻れるなら”という願望が現実に起こり、やり直しができるという夢のような物語。しかし、実際は理想通りの未来を作ることは難しい。過去を変えることは正解なのか、本当に大切な人は誰なのか…と、いろいろ考えさせられる作品となっている。

まだある！配信中の注目作品！

その他にも、チョン・ヘインとBLACKPINKのJISOO(ジス)ことキム・ジス主演の「スノードロップ」や、10月にはアーティストとして日本ツアーも決まっているカン・ダニエルの初主演作「キミと僕の警察学校」、ソ・ガンジュン主演のサスペンススリラー「グリッド」、「愛の不時着」を生み出したスタジオドラゴンが手掛けた「LINK：ふたりのシンパシー」、そして2021年夏にリメイク版が日本の男女をときめかせた「彼女はキレイだった」など、個性豊かな作品が配信中だ。

凝ったストーリー展開、複雑な人間関係、個性的な登場人物…、いずれも第1話から作品の中に没入できるものばかり。新作ドラマも続々とラインアップが増えているが、この機会に既に配信中の作品もぜひチェックしてもらいたい。

◆文＝田中隆信