ディーン・フジオカの理想のホテルとは?「食事、サウナや水風呂、光や香りも重要」

2022/09/03 09:00 配信

ドラマ インタビュー

「連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-」でホテル総支配人・三枝克明を演じるディーン・フジオカ撮影=永田正雄 ヘアメイク: 花村枝美〔MARVEE〕 スタイリスト: ISON KAWADA(IMPANNATORE)

9月10日(土)夜10:00からWOWOWでディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)主演の「連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-」が放送・配信される(第1話無料放送)。石ノ森章太郎の名作漫画「HOTEL」を原作に、令和である現代に舞台を移した本作。ホテル競争の激化により、経営危機に陥ったホテル・プラトンの再建のためにやってきた「ホテル座の怪人」と恐れられる総支配人・三枝克明(ディーン)が、業務改革のメスを入れていく姿をオリジナル脚本で描く。冷酷な態度とは裏腹に、隠された秘密と大きな目的を持つ主人公・三枝。そんな三枝を魅力たっぷりに演じるディーンに、作品の見どころと自身もよく利用するというホテルにまつわるエピソードを聞いた。

「ホテル座の怪人」として感情を表さないようにしました

【写真】ホテルマン役を演じる上での意識を語るディーン・フジオカ撮影=永田正雄 ヘアメイク: 花村枝美〔MARVEE〕 スタイリスト: ISON KAWADA(IMPANNATORE)

――完成版のドラマはご覧になりましたか?
第3話まで見ました。エンタメ感がしっかりと打ち出されていて、見やすいドラマになっていると思います。第1話では、三枝は新しい総支配人としてホテル・プラトンに戻ってきます。ホテル・プラトンの過去の輝きを取り戻すために、彼がなぜ恐れられたり、周りと衝突したり、恨みを買いながらも、感情的にならず一つ一つ変化を作り出していくのか。彼のモチベーション、原動力となる過去の物語と現在とのつながりが描かれます。最終的に三枝の改革によって、関係者一同がそれぞれ人生において一歩前に進み、ホテル・プラトンの未来に一筋の希望が残るんですね。すごくロマンがあるし、見ている人の背中を押してくれるような、そんな感動をもたらす物語になっています。

――ホテルの総支配人役を演じるにあたって、準備したこと、芝居で心掛けてたことはありますか?
監督から「この本を読んでほしい」とご指定をいただき、ホテルマンが書いた職業人としての哲学書のような本を読みました。ホテルマンとしてのあり方は、その本を参考にさせてもらいました。それから、実際にどう振る舞うのか、お辞儀や立ち方、座り方のような所作は、現場で細かく丁寧におさらいして撮影に臨みました。最初は「ホテル座の怪人」という恐れられる存在として紹介されるので、感情を表さないようにしました。冷静に、冷酷に、一つ一つの変化を実行していく。そんな得体の知れない表面の見え方と、なぜそうまでしないといけなかったのかという、感情に訴えかけるような内面の部分。そのコントラストを大事にしました。エンディングで感動につながる部分だと思うので、コントラストを強く出せば出すほど物語として魅力的になるのではと意識して演じましたね。
また、この役を演じる上で自分なりにルールを1つ決めていました。ホテルは、お客さまが使う空間と従業員のみが使う空間、明確に2つに分かれていますよね。ですので、その空間の違いによって、三枝の佇まいやジェスチャーも明確に変化があるべきだと考えました。ほんのちょっとした違いですが、気付いていただけたらうれしいです。

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