NHK紅白歌合戦への出場経験もある実力派演歌歌手・丘みどり。2021年の『みどりのケセラセラ』以降、出産のために活動を一時休止していた丘だったが、産休から復帰すると間もなく、コンサートや歌番組への出演など精力的に活動を続けている。また、8月28日(日)には動画配信プラットフォーム「ニコニコチャンネルプラス」でオンライン番組「スナックみどり」をスタートさせ、9月17日(土)~9月18日(日)に朗読ミュージカル「8000mの愛」に主演するなど、共に初挑戦となる新たなことにも積極的に取り組んでいる。そんな丘みどりに、新たなチャレンジや忙しい仕事と子育てとの両立などについて話を聞いた。
――「スナックみどり」新規開店の意気込みを聞かせてください。
私は「演歌歌手じゃなかったらスナックをやりたい」とよくファンの方に言っていたので、その夢が叶った感じですごく嬉しいです。ラジオで一人しゃべりはしてきたのですが、ファンの皆さんとその場でコミュニケーションをとりながらお話しできるというのはすごく面白そうだなと感じています。視聴者とお電話で直接お話しできるのも楽しみですね。これまで歌番組などで丘みどりを見てくださっている方にも、ありのままの私のキャラクターをお届けできたらいいなと思っています。
――「スナックみどり」を、どんなお店にしたいと思っていますか?
疲れた日に、ちょっとお店に行ってホッとしたいなって、ほっこりできるようなお店にしたいですね。本当にスナックを開店するママみたいな発言ですが(笑)、常連さんがたくさんいるスナックにできたらいいなと思っています。
――2022年9月17日(土)~9月18日(日)に上演される朗読ミュージカル「8000mの愛」の準備も進んでおられますよね。
私は朗読ミュージカルというものを見たことがなかったので、今回お話をいただいてすごく興味を持ちました。実は母がミュージカルが大好きで、子供の頃からいろんな舞台に連れて行ってくれたので、「いつかミュージカルの舞台に立ってみたい」とずっと思っていたんです。その夢が叶うので、全力を尽くしたいと思っています。
――共演者は、ミュージカルで活躍されている方ばかりですね。
私はお芝居も初めてですし、ミュージカルの曲を歌うのも初めてなので、ものすごく緊張しています。お芝居は志村けんさんとコントをご一緒させていただいたことしかなかったので……。でもプレッシャーはありますが、最初の舞台で第一線で活躍されている大先輩と共演させていただけることはなかなかないと思うので、いい機会をいただいたと思って頑張りたいです。
――どんな人に舞台を見てほしいですか?
演歌ファンはもちろんなのですが、ミュージカルや朗読劇を良くご覧になっている方に観ていただきたいですね。厳しいご意見もあると思いますが、そこにぶつかっていきたいと思っています。演歌歌手・丘みどりではなく、「丘みどり」という一人の演技者として見ていただけるように、しっかりと主人公になりたいですね。
――現在ツアーも行っておられますが、手ごたえはいかがですか?
ここしばらくはコロナ禍でなかなかコンサートができない状況もありましたが、今年は思いっきりツアーをさせていただいています。観客席からは、マスクはしてくださっているのですが、熱い気持ちが拍手やマスク越しの笑顔から伝わってきて、私も力をもらっています。
――バラエティ番組の影響で、ファン層が広がっているそうですね。
バラエティ番組に出演させていただけるようになってから、若い方にもコンサートに来ていただけるようになったのは感じています。女子高生が友達同士で来てくれたり、小学生や中学生がお母さんと一緒に見に来てくれたりするのはうれしいですね。演歌歌手になってから、「ファンデーションはどこのを使っているんですか?」「リップは?」なんて聞かれたことがなかったので(笑)、そんな話を聞かれてすごく新鮮な感じがしています。TikTokで私の動画をまとめてアップしてくれたりもしているので、すごいなと思って感心しています。そんな動画を見るのも楽しいですね。
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