マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「シークレット・インベージョン」が、2023年にディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスで日米同時配信されることが分かった。このほど、今後のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)全体の展開を大きく揺るがすことも予感させる、“アベンジャーズの創設者”ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が、とある敵の地球侵略計画と対峙(たいじ)する姿を映した、緊迫感にあふれた初めての予告編が解禁となった。
ニック・フューリーは、元軍人で国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の元長官。アイアンマン、キャプテン・アメリカらをアベンジャーズへと導き、最近ではスパイダーマンのスパルタチックな保護者としても活躍するなど、“アベンジャーズの影のリーダー”と言っても過言ではない存在であり、MCU作品には計11本に登場している。
そんなMCUに欠かせない男が、MCUの壮大な歴史の裏で長年立ち向かってきたという、地球外からの“インベージョン(侵略)”の阻止に挑む。
今回解禁となった映像では、フューリーの右腕、マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)に「あなたは何年も地球を避けてきた」と指摘されるも、「今は事情が変わった」と言い返し、事の重大さを感じさせる。トレードマークの眼帯を外し、“青色の目”を開眼させるフューリーの謎の姿からは、彼の本気モードも期待できる。
侵略を企てるのは、「キャプテン・マーベル」にも登場した、あらゆる人物に“擬態”する能力のある種族のスクラル人。これまでも、その厄介な能力で周囲を翻弄(ほんろう)してきた彼らが今回も暗躍し、誰が敵で誰が味方なのか、全く分からないカオスなスリラー展開を巻き起こしていく。
さらに映像には、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)の友人でアベンジャーズメンバーでもある軍人、ウォーマシン=ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)や、以前はフューリーらと敵対していたが、今や彼を手助けする存在のスクラル人、タロス(ベン・メンデルソーン)、「ブラックパンサー」に登場し、続編の「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」にも登場するとされるCIAエージェント・ロス(マーティン・フリーマン)ら、MCUでおなじみのキャラクターが勢ぞろい。
しかし、もしかしたら彼らの中にスクラル人が擬態した“ニセモノ”が存在する可能性も。映像でも、緊迫感のある音楽が奏でられる中、「これは序の口よ」「私の戦争だ。ただ一人のな」「私だけだ。奴らが狙うものを守れる者は」と、謎が謎を呼ぶセリフが次々と紡がれていく。
文字通り、すべてがMCU史上最も“シークレット”に包まれている作品となる。
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