──月末。夏休みに入った桜ヶ丘中学校。しかし、学校にぼっちん君の姿はなかった。彼は街中にいた。ぼっちん君は、鳥取市内で働く人たちを応援していたのだ。農家の方や猟師さんやタクシー、多くの市民を必死に応援している。それはなぜだろうか。ぼっちん君に話を聞いた。
「応援部が今年いっぱいで廃部になることが決まり、後輩はみんなやめていきました。仕方がありませんよ。彼らも将来のことを考えなければいけませんし。落ち込んで、道を踏み外しかけたこともあったけど、それでも僕はやっぱり応援が好きで、がんばっている人をどうしても応援したいなって思うようになりました。だから、街中に出て、応援しているんです。今までは桜ヶ丘中学校で部活を応援してきましたが、これからは鳥取市の応援をしていきたいと思います!」
──ぼっちん君の熱い夏はまだまだ終わりそうにない。
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