'12年に高校生シンガーとしてデビューした家入レオ。ことしビュー5周年を迎えた彼女が、4月30日に東京・日本武道館で念願の単独公演「家入レオ 5th Anniversary Live at 日本武道館」を開催した。その模様が5月28日(日)にWOWOWで放送される。
シングル「サブリナ」でデビューした家入は、同じ年に発表されたファーストアルバム『LEO』でアルバムチャートの2位を2週連続で獲得、この年の日本レコード大賞最優秀新人賞など数々の賞にも輝いた。その後、'15年に「君がくれた夏」が“月9”ドラマ「恋仲」(フジ系)の主題歌に起用されたことでも話題に。そんな彼女が「デビュー前からすごく憧れていた場所で、ずっと立ちたいと思っていたステージ」と目標にしてきたのが日本武道館での公演だ。
「僕たちの未来」のサビのアカペラから始まった家入の記念すべき初武道館公演は、その後「Shine」「太陽の女神」「miss you」「君に届け」などシングルの楽曲が次々と披露され、5年間の活動の軌跡を凝縮したようなステージが展開されていく。そのほか、前半中盤ではアコースティックギターを弾きながら13歳の時に初めて作詞作曲を手掛けたという「I promise you」を歌い上げる一こまも。
後半、「Hello To The World」「Party Girl」などアップテンポな曲ではステージ狭しと走り回り、スタンド席のファンにも手を振ったり、コール&レスポンスなどで盛り上げる。そして、本人も日本武道館公演を締めくくる曲として「一番しっくりくる」というデビュー曲「サブリナ」で本編を終えた。
家入はWOWOWのインタビューに対し、ライブのテーマやコンセプトについて「年表みたいなものを見た時に、この5年間でよくこの枚数のシングルを出したなぁって思ったんです(笑)。普段のツアーだと新しいアルバムの曲がメインになるので、過去のアルバム曲もそうなんですけど、シングル曲でさえもなかなか歌えなくなってる曲があるんです。今回のライブは、5年支えてくれたみんなにありがとうって気持ちを伝えたいというのが一番だったので、ちゃんとシングル曲は披露しようと思いました。ただ、ファンの皆さんはコアな曲も聴きたいだろうなと思ったので、中盤にコアな曲をやりました。自分の中のダークな部分をみんなに見てもらえるような選曲だったので、いいバランスだったんじゃないかなって。初めて私のライブを見るという人もずっと支えてくれた人たちも楽しんでもらえるように、両方をくみ取りました(笑)」とコメント。
また、このライブが放送されることについて「正直、いままではライブは生が一番だと思っていて、もちろんいまもその気持ちは変わらないんですけど、『何のためにライブDVDやライブ映像を見るんだろう?』と考えた時、『あの夢の瞬間を何度でも何度でも味わいたいからなんだ』って思ったんです。過去の出来事っていいことばかり覚えてたりしますよね? もしいまつらいことがあったとしても、あの時のライブはあんなだったなとか、元気になれると思うんです。もちろんこの放送で初めて見るという方も楽しんでもらえる映像だと思いますので、たくさんの人に見てもらいたいです」と語った。
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