マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の第2話が、8月25日にディズニープラス独占で日米同時配信された。同作は超人関連の訴訟を専門とする弁護士、ジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)が、30代の独身として、そしてスーパーパワーを持つ身長2メートルの緑色のハルクとして、悩みながらも人生を切り開いていくという物語。第2話が配信されると、主演タチアナの出身地であるカナダでは早々に「#SheHulk」がトレンド上位へ。“ハルクの宿敵”の登場も話題を呼び、「これぞMCU!」「テンポがいい」「早くもアボミネーションが!」などと国内外で反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)
第1話では、ジェニファーが“シー・ハルク”になった経緯を知ることができた。いわば“序章”的な内容だったが、第2話の「超人の訴訟」からいよいよ本題に突入。いとこのブルース・バナー(マーク・ラファロ)に“ハルク”についていろいろ伝授してもらったジェニファーは、元の仕事に戻ろうとしていた。自分にハルクの力があることを秘密にして。ところが、第1話のラストでタイタニア(ジャミーラ・ジャミル)が法廷で暴れ出し、陪審員に危害が及びそうになり、正義感の強いジェニファーは不本意ながらハルクパワーで取り押さえて無事解決。
ニュース番組では新しいスーパーヒーローの誕生を明るい話題として伝え、街の人たちも歓迎ムードに。ジェニファーに救われた男性はニュース番組のインタビューで、「とても立派」だと答えたり、その中で“シー・ハルク”という呼び名が生まれたり、ジェニファーが心配していたようなことはなさそうな感じだったが、職業柄、そうもいかない様子。
第2話を見ていて感じたのは、良いことと悪いことがまるで振り子のようにテンポ良く交互に訪れるということ。法廷で陪審員たちを救ったけれど、ハルクの力を持っていることが世間にバレてしまう。人助けをしたけれど、命を救われた陪審員たちにバイアスがかかり審議が無効になってしまう。いい仕事をしたはずなのに、クビになってしまう。
ジェニファーの家族もスーパーヒーローの誕生に浮かれ気味だけど、そもそもジェニファーはヒーローに憧れていない。“シー・ハルク”という呼び名もハルクのオマケみたいな感じで気に入ってなかったりする。再就職を希望しても、「目立ち過ぎる」など、どこもまともな弁護士として見てくれない。ようやく声をかけてくれた大手法律事務所があったけれど、それは件の裁判でジェニファーが打ち負かしたGLK&Hだった。
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