再就職できて、パラリーガルをジェニファーが選べるというのは良いことだが、事務所に行ってみれば“超人法律部”の顔になってほしいと聞かされ、“シー・ハルク”の姿のまま働いてほしいという条件。口に出して愚痴っていたが、“話が違う”ということばかり。それでも仕事ができて、待遇も悪くないので気を取り直して、というところだったが、最初の案件が“エミル・ブロンスキーの仮釈放”ということで、新たな悩みの種が。
ハルクと因縁があるブロンスキーだが、話を聞いていると、知らなかった事実があったり、ジェニファーは正論と受け取ることを決意。その後、“最悪”な展開になっていくわけだが…。
良いことと悪いことが交互にやってきて、それに対して一喜一憂するジェニファーの姿が描かれているが、第3話以降もそういう感じで進んでいくのだろう。とはいえ、“第四の壁”(現実とフィクションの間に概念上存在する見えざる壁)を突破して視聴者に話し掛けてくるスタイルだったり、コメディー的な要素もたっぷりと盛り込まれているので、シリアスになり過ぎず見られるのもこのドラマの良いところだと言える。
ドラマ本筋の他に、他のスーパーヒーローたちの話題が出てきたり、ハルクが宇宙船でどこに行ってしまったのか、など気になることが。小ネタを見つける意味でも、つい何度も繰り返して見たくなる要素が詰まっている。
◆文=田中隆信
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