とても面白いドラマだと思いました。成長した娘と父親、長年連れ添った夫婦、それぞれの関係性がよく描かれていて、そこに、家を二世帯住宅に建て替えるという問題が絡んできます。リノベーションを通して、家族間のこんがらがった糸をほぐしていく…その過程がすごく面白かったですね。
演じる鳥雄は、ザ・昭和のお父さん。昔の価値観のままでちょっと頑固(笑)。でも、子供たち、家族のことが大好きなんです。ただ、照れもあって、「これを言ったら、大変なことになる!」ということをよく口走ってしまう、そんなタイプです。撮影では、まるふくのメンバーと撮影できたのが楽しかったですね。エンケン(遠藤憲一)と、こんちゃん(近藤芳正)は、同い年で同級生。長い付き合いなんです。そういうやつらと宴会のシーンがあって楽しかったです。
第7話は、リノベお仕事ドラマであり、きちんとしたホームドラマです。見た人全員が自分自身に思い当たる部分がきっとある。僕も幼い頃、家を建て替えると聞いてワクワクした経験がありますが、そういった家にまつわるワクワク感やビフォーアフターも楽しめて、すごくよくできた物語になっています。
演じる喜代子は、頭の切り替えの早い、さっぱりした人です。こうだと思ったらすぐに行動もできる人。小梅の結婚について、もちろん心配はしていますが、そんなに焦っても仕方がない。本人次第と、さっぱり考えている人です。その辺は小梅の性格にも影響しているのかなと思います。
舞台となる静岡県富士宮市といえば、焼きそばということで、富士宮焼きそばを振る舞うシーンが出てきます。そのシーンでは、まるふく工務店の皆さんにお会いできてうれしかったです。住まいというのは、その家族の在り方を示しています。小梅がどんな家、住まい、家族のもとで生まれ育ち、彼女がどう形成されていったのかが分かる回になっています。お楽しみに。
僕も物件に興味があるので、リノベによって住まいが生まれ変わる、その想像をしながら台本を読むという、この作品でしかできない楽しみ方であっという間に読み終えました。なにより波瑠さんはじめ、“魔法のリノベチーム”が1話から創り上げてきた世界に、大好きなヨーロッパ企画・上田(誠)さんの脚本、以前ご一緒した瑠東(東一郎)監督の世界観に僕も参加できるんだ!と、楽しみでした。
撮影の空き時間、ちょうど小腹が空いてきた時間帯でなにか甘いものでも食べたいなと思っていたタイミングで、お母さん役の宮崎美子さんより「プリン」の差し入れを頂きました。まるで本当のお母さんの様に、僕の表情と心の気持ちを読み取ってくれたんだ!と思いうれしくなりました(笑)。プリンのおかげでその後、家族のシーンを元気に、リラックスして挑めたと思います!宮崎美子さんありがとうございました!
第7話は、ズバリ、家族がテーマです!この一話にたくさんの感情がつまっていて、特に家族と“富士宮焼きそば”を大切にしようと思える話になっています!ぜひ、家族皆さんで見ていただけたらうれしいです!
自分自身もキッチンをリノベーションして、リビングの空間を広くした経験があるのですが、コストも安く、幸せな自分たちの空間を作ることができてとてもうれしく思いました。私が演じる地元の住宅メーカー営業の磯辺は、すごく人柄の良いおじさまです。第7話の見どころは、“親子げんか”。特に、父親とのやり取りで強気に発言する波瑠さんの役どころなど、新鮮で面白いと思います。そして徳重演じる磯辺は、それをフォローして右往左往しております。ぜひご覧ください。
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