<量産型リコ>子役から“まえだまえだ”、俳優へと突き進む前田旺志郎の成長した姿が感動を呼ぶ

2022/08/30 12:03 配信

ドラマ レビュー

与田祐希“璃子”の同期でエース社員の浅井を演じる前田旺志郎(C)「量産型リコ」製作委員会

乃木坂46与田祐希の主演ドラマ「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜夜0:30-1:00、テレビ東京系 ※BSテレ東・BSテレ東4Kは毎週火曜夜0:00-0:30)の第9話が8月25日に放送され、「#量産型リコ」が9週連続Twitterトレンド入り。与田“璃子”のかわいさはもちろん、今回フィーチャーされた璃子の同期・浅井祐樹を演じる前田旺志郎の好演が視聴者を引き付けた。(以下、ネタバレを含みます)

本作は、イベント会社で働くごくごく普通の女の子・小向璃子(与田)が、プラモデルに出会い成長していく”ホビー・ヒューマンドラマ”。BANDAI SPIRITS制作協力のもと、「量産型ザク」や「エヴァンゲリオン初号機」、「宇宙戦艦ヤマト」や「ミニ四駆」など各話に実在するさまざまなプラモデルが登場し、プラモデル好きの“モデラー”にも注目されている。

「今はジムでも、俺はガンダムになりたい」浅井の涙に視聴者感涙


第9話は「機動戦士アサイ」と題され、浅井の人間味が存分に描かれた。第1話で、璃子に「量産型」といい、エース部署・イベント1部でバリバリ仕事をこなす、熱血仕事人間の描写ばかりだった浅井に変化が。璃子のいるイベント3部解散の話を聞き熱くなり、会社役員に3部存続を意見してしまい人事部への異動を言い渡されてしまったのだ。

一気に気落ちした浅井が、璃子をご飯に誘う。心配した璃子は「今夜は少しわがまま聞いて」と、浅井を矢島模型店に連れていく。酔いが覚めて、プラモデル制作に集中した浅井だったが、いよいよ完成というところで、自分が作っていたのが“ガンダム”ではなく“ジム”だったことに気づいた。

そこで初めて自分が会社の戦闘員の“ジム”だったことに気づいた浅井が、大粒の涙を流しながら今の気持ちを吐露。そして「今はジムでも、俺はガンダムになりたい」と涙ながらに決意。この好演に「浅井、いい奴だった」「胸にグッときた」と視聴者を感涙させた。