コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、容姿に自信がない主人公・ミツが、美人な友達・サキと行動することで生まれる劣等感の数々をストレートな表現で描いた作品『美人な友達の隣で苦しんでる女の子の話』をピックアップ。作者のイララモモイさんが2022年8月21日にTwitterに投稿したところ、5万以上(9月1日現在)の「いいね」とともに共感のコメントが寄せられ、大きな反響を呼んだ。この記事では、イララモモイさんにインタビューを行い、創作の裏側についてを語ってもらった。
女子大生のミツは容姿に自信がなく、美人な友達・サキと自分の見た目を比較しては劣等感を抱いている。ミツはいつもサキの恋愛相談に乗り、相槌を打ちながら、サキの美しい二重や白い肌、スッと通った鼻筋に見惚れ、「美人はいいな」と心の中で羨んでいた。
二人でナンパされれば、男たちが全員サキを見て話すことでミツは「声をかける価値のない女と判断された」と落ち込み、二人でお揃いの帽子を被って飲み会に行けば、ミツだけ「顔が丸いからやかんみたいだな」とイジられ、傷つくミツ。しかし、そんな様子を見かねたサークル仲間・りょーさんだけは、優しい言葉でミツを庇ってくれていた。ミツはりょーさんのことが気になるも、顔面偏差値がかけ離れていることを理由に、はじめから傷付かずに済むよう「この気持ちは恋じゃない」と自分自身に言い聞かせていた。
飲み会終わり、飲みすぎて潰れてしまったサキをミツが介抱していると、りょーさんが「サキを送っていくよ」と声をかけてくる。心がざわつきながらも、タクシーに乗り込む二人を見送るミツ。次の日、サキと会ったミツは、サキからりょーさんと一晩の関係を持ったことを明かされる。ミツがりょーさんに憧れてたことを知っていたサキに対して、ついにミツはこれまでの感情を爆発させ、涙を流す。しかし、それに対するサキの“かわいくてズルい”返答にミツは何も言い返せなくなり…。
劣等感に包まれて生きるミツの、美醜に固執するリアルな感情をストレートな表現で描いた同作。Twitter上では「自分を見ているよう…」「めっちゃ気持ちわかる」「泣けてくる…」「地味にリアルでこんな辛い漫画久々に見た」「同じ経験あるから共感しかない」など、読者からの共感のコメントが続々と寄せられ、注目を集めている。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)