=LOVE・野口衣織が「映画 バクテン!!」を語る「“アオ高”らしい終わり方に号泣でした」【連載:いおはにほへと。#11】

2022/09/05 19:00 配信

アイドル アニメ 連載

“つながり”を大切にしているプロジェクトから生まれた意味を感じた

「なくなんないよ みさぽんが点けてくれた火は 遠くに離れたくらいで 消えたりしない ……今だって、燃えてるんだ 胸の内側でポッ、ポッ」月雪ましろ

アオ高男子新体操部にとって大切な存在がどんどんいなくなり、気持ちもバラバラになってしまって落ち込んでいた翔太郎と美里くんに対して、シロ高男子新体操部のましろくんが掛けた言葉です。ましろくんって、雰囲気がほわ~っとしていて、言ってることも一見ほわ~っとしてるんですけど、実はすごく芯があるというか。彼の言葉には、確実に意味があるんですよね。

ましろくんが伝えたかったのは、「新体操をやろうと思った時にもらった“熱い気持ち”は、そのキッカケをくれたものや人が近くにいなくたって消えないでしょ?」ということなんだと思います。ましろくん自身も、美里くんの演技を見て新体操をやろうと決めた過去がありますが、お互いに熱い気持ちがあると信じているからこそ、別の道を選んだわけですよね。

劇中では、新体操の選手がみんな最初に目指していた目標として“バク転”が印象的に描かれているシーンがあります。それが「バクテン!!」というタイトルになっているのもエモいですし、全てはつながっていたんだなって。今までつないできたものが終わってしまったとしても、丸い円だから、またその先につないでくれる仲間がいる。「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10...」はアニメを見てくれた人が被災地へ“聖地巡礼”しにいくことで支援になるというもので、“つながり”を大切にしているプロジェクトだと思うので、ここから「バクテン!!」が生まれた意味をより強く感じました。

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