――田中さん自身、学生時代まで犬を飼っていたそうですが、田中さんにとって今も犬は身近な存在ですか?
昔からワンちゃんには好かれるんです。今も友達一家がワンちゃんを連れて遊びに来ることがあるのですが、なぜかいつも僕のそばにいて。あえて何もせずに座っていたりするのが、逆にいいのかも。ベックもそうですが、人間といるのと変わらず自然体でいると、その空気を向こうも感じ取ってくれている気がします。やはりワンちゃんは頭がいいですね。
――民夫は上司の勧めで保護犬のハウを飼うことになり、人懐っこいハウと充実した毎日を過ごしていた。でも、ある日、急にハウが姿を消してしまう。アクシデントから青森に来てしまったハウは、民夫と再会するために、民夫がいる横浜を目指して歩き始める…という壮大な物語ですが、最後に本作の注目ポイントを教えてください。
民夫もハウも出会って成長して、いなくなってからも強くなっていく…。誰かの影響で少しずつ変わっていく良さや、人やつながりの優しさを改めて感じさせてくれる作品になっています。見終わった後の多幸感は、この作品ならでは。もちろんベックのかわいさにも浸ってください!
◆取材・文=玉置晴子
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