AKB48 17期研究生の劇場公演「ただいま 恋愛中」の初日公演が9月4日に東京・AKB48劇場で行われ、ゲネプロが報道陣に公開された。
17期研究生初の劇場公演となる本公演は、10月19日(水)発売の新曲「久しぶりのリップグロス」で初選抜入りした佐藤綺星をはじめ、橋本恵理子、畠山希美、平田侑希、布袋百椛、正鋳真優、水島美結、山崎空の8人が出演。また、初日はどうしても全員そろってパフォーマンスしたいという思いから、公演の最後に太田有紀、小濱心音がサプライズ出演して「大声ダイヤモンド」を披露した。
5月4日のお披露目から4カ月で迎えた劇場デビュー。この日のために2カ月半にわたって重ねてきたレッスンの成果を発揮し、17期研究生が新たな一歩を踏み出した。
公演のタイトルにもなっている「ただいま 恋愛中」で幕を開け、「くまのぬいぐるみ」「Only today」と続けて披露。弾ける笑顔でオープニングを飾った。冒頭のMCでは、少したどたどしさを見せながら自己紹介。
佐藤は「AKB48劇場は私の人生を変えてくれた場所で、昔公演を見に来ていた私が、今ここに立っているのが信じられないです。たくさん練習してきたので、ぜひ私のパフォーマンスを見ていただきたいです!」とコメントし、正鋳は「たくさんの先輩方が数々の公演を行ってきた歴史のあるステージに立つことができて、幸せな気持ちでいっぱいです!」と喜びをかみ締めた。また、AKB48の最年少・14歳の畠山が「私が生まれる前からあるAKB48劇場に立ててうれいです!」と話すと、場内では思わず笑いが起きた。
続くパートでは、5曲のユニット曲を披露。佐藤・正鋳・橋本・布袋・山崎が「7時12分の初恋」をキュートにパフォーマンスすると、17期研究生の最年少&最年長コンビである畠山・平田は「春が来るまで」をしっとりと歌い上げ、水島・正鋳・山崎は「純愛のクレッシェンド」を大人びた表情としなやかなダンスで見せた。
続いて、佐藤・畠山・平田はクールなダンスナンバー「Faint」を披露。地方出身メンバーである橋本・布袋・水島は、故郷に思いを馳せるかのように「帰郷」を歌唱し、各メンバーの多彩な表現力で場内を沸かせる。
終盤には、「ダルイカンジ」「BINGO!」など4曲をノンストップで披露。布袋と橋本がパフォーマンスを振り返り「そらら(山崎)はかわいらしい見た目なのに、歌声は格好良くてギャップ萌えしますよね!」と観客に問いかけると、観客から大きな拍手が起こる一幕も。山崎は「ありがとう~!」と照れた笑顔を見せ、仲むつまじいトークを繰り広げた。最後は「軽蔑していた愛情」を儚げな表情で歌い上げ、本編を全力で駆け抜けた。
アンコールは、本編の勢いそのままに「LOVE CHASE」「制服が邪魔をする」を披露。最後まで熱のこもったパフォーマンスで場内を盛り上げる。佐藤は「私たちはこのような世界情勢の中で、当たり前だった学校生活や日常生活を送ることが難しくなってしまいましたが、AKB48の先輩方の活動にエネルギーをもらって、今こうしてこの場所に立つことができています。この公演を通して、応援してくださる皆さまに光に満ちたすてきな世界を届けることができたらうれしいです」と語り、溢れる思いをのせて「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」を歌い上げた。
ここで水島が「17期研究生としての初日公演ということで、どうしても全員そろって皆さんの前で楽曲を披露したい」とコメントし、太田有紀・小濱心音がサプライズで登場。お披露目でも披露した「大声ダイヤモンド」を17期研究生10人全員でパフォーマンスした。
全てのパフォーマンスを終えると、佐藤は「これからもAKB48と17期研究生の応援をよろしくお願いします!」と満面の笑顔であいさつ。場内の大きな拍手に包まれ、確かな手応えを掴んだ10人は、充実の表情でステージを後にした。