花江夏樹、娘が生まれ仕事への向き合い方が変化 幼い娘の父として見た「プリキュア」の魅力を語る

我が子の成長を実感できる育児は毎日が楽しい

花江夏樹撮影=後藤壮太郎


――今は男性も育児をしようという時代です。花江さんもTwitterで娘さんとの様子を見せてくれていますが、育児の楽しさを教えていただけますか?

子どもが成長していく過程がすごくわかります。大人が10年かけて成長していくのを1年の短い間に詰め込んでいるような、それくらいの速度でどんどん成長していくんです。教えたら全部吸収していくし、毎日が本当に楽しいです。

――子どもとの触れ合いで、幸せを感じる瞬間はどんなときですか?

ずっと幸せですけど、家に帰って、ドアを開けると「パパ!」って、笑顔で駆け寄ってくるんですよ。それがすっごく嬉しくて、ホント、仕事行きたくなくなりますね(笑)。仕事部屋に行こうとすると、「行かないでえ…」って、泣いちゃったりして、そういうのも含め、娘の全てが元気の素になります。

――逆に大変なのはどういうときですか?

やっぱり目が離せないことですね。特に今は何でも口に入れようとしちゃう時期なので。それと最近は行動範囲が広がってきて、すぐにドアを開けたり、引き出しを引っ張ったりするんで、全部にチャイルドロックをかけて危ないことがないように気を付けています。

あと、最近けっこう意思表示をするようになってきたんですよ。ジュース飲みたい、オモチャで遊びたい、本読んで、抱っこして、とか。とにかく可愛いんですけど、それが2人分なのでけっこう体力を持っていかれます。

――双子だとわかったときはどんな気持ちでしたか?

嬉しかったですよ。妻とも子どもは欲しいねって話していたので。「双子だ!」って嬉しくなりました。

――花江さんはみそちゃん、こんぺいくんという2匹の猫を飼われています。娘さんと猫の相性はどうですか?

こんぺいはけっこう娘に対して距離を取るんですよ(笑)。触ろうとするとちょっと威嚇したり。娘もそれが認識できているようで、この猫は触っちゃダメってなっているみたいです。みそはすごく人懐っこいので、自分から娘に近寄って、「撫でて撫でて!」って頭をこすり付けたりしてすごく仲が良いです。一緒に寝たりもしているし。娘が力加減をわからなくてバシバシやっちゃうこともあるんですけど、それでも怒ったりせず、かといって逃げもせず、みそはそれがわかった上でお姉さんとして接している感じで、見ていて良い関係を築いているなって思いますね。

――子どもと猫の組み合わせは最強の正義ですね。

そうですね(笑)。

――花江さん自身は猫と暮らすようになって生活に変化はありましたか?

僕は物心ついたときから家で猫を飼っていて、猫といる生活が当たり前だったんです。だから元々好きというのもありますけど、一緒にいるだけで気持ちが安らいで、懐いてくれると嬉しいですね。気まぐれで、構ってほしいときにしか近付いてこないんですけど、またそれが可愛くて(笑)。

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