「最愛」「MIU404」「アンナチュラル」など、ヒットドラマを生み出し続けている新井P。作風はシリアスなサスペンスからコメディまで様々だが、その中で作り手として常に意識していることを尋ねてみた。
「『自分の好きなこと、面白いと思うことをやる』です。編集で初めて見たときに、いかに自分がワクワクできるか。私は感覚派なので、台本を読んで何となくシーンが通ってない気がするとか、気持ちが伝わってないと感じたときは、脚本家さんと話し合います。『そもそも私たちは何を作ってるんだっけ』ということを見失いがちになるので、もう一度皆で話し合って共有していく。作品としては毎回同じことをやろうとは思っていないですし、新しい面白いジャンルをどんどんやっていきたいけど、共通するのはそこですね」
そんな新井Pが、これから新たに挑戦してみたいのはどんな作品なのだろうか。
「SFをやりたいです。舞台は日本だけど『もし日本が〇〇だったら』という非日常な要素があるもので、CGをふんだんに使って。SFだと発想が自由なので、『それはリアリティがなさすぎでしょ』って言われないから楽しそうだなと思います(笑)」
まもなく9月16日(金)で最終回を迎える「石子と羽男」。最後に見どころを聞いた。
「“マチベン”パワーが発揮されるラストになっていると思います。なるほど!となるか、 なんじゃこりゃ!となるか。この10話やってきた総まとめとして、ラストのひっくり返しを楽しんでもらえたら。石子はこの先どうするのか、羽男とお父さんの関係がどうなるのか、などまだ積み残しているところもありますし、ラストシーンがすごく良いんですよ。エンドテロップが流れ終わった後に本当のラストがありますので、最後まで楽しんでもらえたらと思います!」
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