「Boy With Luv」「Dynamite」ではバンドが登場。JINがドラムを叩いたり、バンドメンバーと絡んだり…。続く「Butter」では、この曲のリミックスに参加したメーガン・ザ・スタリオンがサプライズ登場。1日目には出ていなかったため、彼女とのステージでの初共演に会場はさらに盛り上がった。
今回のコンサートフィルムには舞台裏の様子も収められている。ライブも中盤にさしかかり、衣装チェンジに戻ってきた彼らは、かなり体力を消耗。JIMINが「まだ半分なのにもう体がボロボロだよ」とニガ笑いしながら漏らす。JUNGKOOKはパフォーマンスを間違えたらしく、「あー自分が許せなくて腹が立つ!」と超悔しそう。しかし全員、少し緊張が解けてきたのか笑顔を見せるようになってきた。
MCでもJ-HOPE が「昨日は緊張してたけど、今日はひたすら楽しい」と、リラックスした様子を見せ、「あー、お腹すいた」と言い出したJINが「集中力が無いよ」とツッコまれる一幕も。また、Vが「希望」という意味で「HOPE」と言ったときに、J-HOPEが反応し、「君じゃない」と言われるオモシロなやり取りもあった。
「まだまだ見せるモノがある」と、「SAVE ME」「I’m fine」と、残っている体力を全て出しつくす7人。「この曲、キツくて全然fineじゃない」「選曲ミスだったかな」などと言いながらも、本編ラストの「IDOL」で燃え尽きた。
アンコールでは思い思いのスタイルで登場したメンバー。JINは髪を2つに結んで赤いリボンを付け、「イカゲーム」のヨンヒ人形スタイルに。その姿で歌う「EPILOGUE:Young Forever」と「春の日」は、ちょっとシュールだ。
そして、会場全体で“アミボムウェーブ”を。照明を消した会場に白い光の大きな波が流れ、本当に美しい光景が広がった。5万人の観客のほとんどがアミボム(応援棒)を持っている。これもすごいことだ。
10点満点のウェーブを楽しんだ彼らは1人ずつ今日の感想を。口々に韓国語や英語で、ずっと待っていたファンに感謝や愛を伝え、今回は2年ぶりの公演だったから、7人の姿を見せたくてソロ曲を入れなかった、と説明した。そして、「カメラの前で撮影する活動より、またここに来たい。今夜は夢の中でもう1回ライブをしよう」と言って、会場を湧かせた。
ラストソングは、「踊ることに許可は要らないよね」と「Permission to Dance」を。飛び交う大きな風船と紙吹雪の中で、会場じゅうでサビを大合唱。「ありがとう」を繰り返しながら、いつまでも客席の隅々までファンサービスをする7人。まだまだこの時間を続けたい気持ちが伝わってくる。去りがたい気持ちを抱えながら2時間強のライブが終了。BTSのあらゆる面を魅せつくした感動のライブだった。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)