小梅は入れ替わったことでわかったことがあるといい、健太や恭一郎、そして律子たちにも思いやりを示す。無事に入れ替わったのちの7日間がなにごともなく終わり、小梅と恭一郎はお互いがお互いの理解を深めたのだった。
平和な時間が訪れて、小梅と健太は学校で仲良くお弁当を食べる。あーんをして食べさせようとしつつ口から遠ざけて、いちゃいちゃ度が高い。ふと見つめ合うとキスの流れに。すると小梅が「これはキッスという認識でよろしいんでしょうか?」とまるで恭一郎が人格のときのような口ぶりをして、わざと冷たく冗談めかしていう。二人で笑い、見つめ合うと、健太が小梅の顎に手を添えて唇を近づけていく。そして、床に映る影が唇を重ね合わせていき、ウットリとなるムードで物語の幕を閉じた。ラストに象徴されるように、おとぎ話の趣きがあり、笑いもあるけど節度ある品の良さが漂うラブコメディだった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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