<ダンまちIV>冒険者殺しの真相が明らかに、ダンジョンから現れる更なる“絶望”とは?

2022/09/19 15:15 配信

アニメ レビュー

第9話「凶兆(ラムトン)」が放送(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会

アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇」(毎週金曜日深夜1:05、TOKYO MXほか)の第9話「凶兆(ラムトン)」が9月16日に放送された。通称「ダンまち」で知られる本作は、大森藤ノによるライトノベルを原作とし、迷宮都市オラリオとその地下に広がるダンジョンを舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー。オラリオにやって来た少年ベル・クラネルは、そこで女神ヘスティアと出会い、彼女のファミリアに入団する。冒険者としてダンジョンに挑む日々の中、様々な出会いを経て成長を遂げてゆく。(以下、ネタバレが含まれます)

正体を現した闇派閥の者ども


第4期の今回も安定した面白さでファンを楽しませてくれている本作。現在は冒険者殺しの嫌疑が掛けられている“疾風”リュー・リオンを巡るエピソードが展開中だ。今話ではリューが追っていた闇派閥の生き残りたちが正体を現し、物語が大きく動くターンとなった。

リュー(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会


冒険者殺しは自分ではない。そのリューの言葉を信じたベルの詰問にジュラは本性を現し、冒険者殺しはリューを犯人に仕立て上げるために仕組んだ偽装殺人だったことを白状する。リューは5年前、闇派閥の謀略で所属していたアストレア・ファミリアを失った過去を持ち、復讐に怯えるジュラは、リューを葬る機会をずっと狙っていたのだ。そしてリューを討つために用意したのが、テイムした深層のモンスター、ラムトンだった。

ベルとリューが今いるのは下層の27階層。ラムトンはそれより下、深層に生息する超大型級モンスターである。手強いのは確かだが、2人のランクはレベル4。リューはラムトンとの戦闘経験もあり、敵ではなかった。頼みのラムトンが倒されてしまったジュラだが、そのとき、ダンジョン上階層から大爆音が響き、振動が伝わってくる。爆音の仕業はジュラの仲間、タークたちの仕業であった。

ベルとリューがラムトンと戦っていた頃、分かれたアイシャたちもタークがテイムしたラムトンと戦っていた。アイシャの的確な指示でラムトンは倒したものの、タークを見失い、策略の時間を与えてしまっていたのだ。

不気味なダンジョンの唸り声。ジュラが呼んだ“絶望”とは?

ベル(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会


タークたちは強力な爆発力を持つ火炎石をダンジョンに大量に仕掛け、一斉爆発させる。「絶望を呼んだんだよ」と狂気じみた歓喜の叫びを上げるジュラと、その意味を悟り、激昂するリュー。ジュラが呼んだ“絶望”とは何なのか。まるでダンジョン自身の唸り声であるような不気味な音が響きだし、壁が崩れ落ちる。その奥で光るのは禍々しい赤い双眸だった。

ダンジョンは生きている。これは「ダンまち」の物語中で語られてきたことだ。自己修復する壁。壁から生まれてくるモンスター。神の存在に反応して起こるイレギュラー。次回、第10話「破壊者(ジャガーノート)」では何が起こるのか。

放送後のTwitterでは「カサンドラの悪夢通りの展開に?厄災はこれから⁉次回、絶望が来る?」「せっかく深層のモンスター倒せたのにリューさんが取り乱すほどのもっとヤバい奴出てくるのか.....」などの感想が相次ぎ、“絶望”の正体を知る原作勢からは、「小説ではイマイチ姿が分からんかったからどんな姿なのか楽しみ」「とうとうジャガーノート出現でさらに面白くなってくる」「次回、ヤバイやつが現れる!」など、盛り上がりを期待する声が上がっている。