佐藤勝利主演「赤いナースコール」、313号室の謎とチャイコフスキー事件の犯人解明でトレンド入り

2022/09/20 21:59 配信

ドラマ レビュー

「赤いナースコール」第11話より(C)「赤いナースコール」製作委員会

刑事の加藤を殺害したのは医師の石原と判明


313号室では、刑事の工藤が電話で報告を受け激しい表情となる。殺害された加藤の口紅痕から、第3者の唾液のDNAが発見され、それが医師の石原のものだと分かったという。「ぶっ殺す」とベッドから飛び降りた工藤だったが、傷口が痛み、それ以上動けない。アリサが自分が連れて行くと、工藤を車椅子に乗せ部屋から出て行った。

病院内で医師の石原を探している刑事の工藤とアリサ。時々アリサをアップにした映像が乱れるような演出も。そこに何か意味はあるのか。そしてエレベーターにたどり着いた二人が目にしたのは、患者の津田が上半身と下半身で真っ二つになった姿だった。

戦利品を返却してもらった医師の石原が病院内を歩いていると、看護師の山根が「置いていくつもり」と声をかけた。山根は石原を愛し、石原の殺人に協力していたという。石原に殺されたがっていた山根は、自分のハートを石原の戦利品にしてもらおうと、包丁で自らの心臓を引き裂いた。

チャイコフスキーの音楽が流れ、全身に血が飛び散った石原が登場


刑事の工藤とアリサは、病院玄関前で待機していた刑事たちに、津田が殺されたことを報告。医師の石原を本星とにらんでいる刑事たちが、石原を探そうとしたところ、突然チャイコフスキーのピアノ協奏曲1番が流れた。音楽の方に目を向けると、全身に血が飛び散ってる石原がバッグを手にニヤニヤしながら歩いてきた。

「加藤刑事の赤い口紅がセクシーだったからキスした」という石原に、刑事の工藤が仲間から銃を奪って銃口を向けた。そのまま力を振り絞って、石原に近づいた工藤だったが、撃つことなく加藤の手錠で石原を逮捕。すると「加藤刑事の喉仏、この袋の中に」と、戦利品が入ったバッグの中を見ながら笑う石原に、怒りを再爆発させた工藤は、力の限り石原を殴った。

「石原はミスリード?」「アリサは黒幕?」など考察がにぎわい「#赤ナス」トレンド入り


医師の石原が「チャイコフスキー殺人事件」の犯人だったことが分かった回だったが、「石原はミスリードだと思っていた」「ドッチもそのままの人で終わるとは思えない」という声も。「コンビニ事件の被害者が病院長の息子では」というつぶやきが多いが「病院長の息子ならさすがに警察もわかるのでは」の声もあり、コンビニ事件に裏があるのではと考察する視聴者のつぶやきも多い。

そして、翔太朗とアリサが事故った時にドライブレコーダーがオフられていたこと、翔太朗がアリサに土に埋められる夢のことなど今まで回収されていない出来事にさまざまな考察が飛び交う。「アリサはどうして無事だったのか不思議な日が多い」「アリサは協力者または黒幕って感じがする」などアリサを怪しむ声も多数で、「#赤ナス」がTwitterトレンド入りした。

最終回・第12話の予告映像は、翔太朗が何かに怯えている表情から始まる。翔太朗が看護師の西垣、榎木田病院長と話しているシーンはハラハラする。そしてアリサが「翔ちゃん」と驚いた表情で叫び、翔太朗を乗せた車椅子を押して逃げるシーンなどが続く。最後に「もう後にはひけない」という翔太朗の声と涙のシーンも。ラスト5分に最大の恐怖がおとずれるという。

◆文=ザテレビジョンドラマ部