感動の“クゥすみ”回にファンも大満足「尊い」「解釈が公式と完全一致」<ラブライブ!スーパースター!!2期>

2022/09/20 17:55 配信

アニメ レビュー

第9話「勝利のために」が放送(C)2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

人気アイドルアニメシリーズの最新作となる「ラブライブ!スーパースター!!」2期(毎週日曜夜19:00-19:25、NHK Eテレ)第9話「勝利のために」が9月18日に放送された。第9話は、これまで憎まれ口をたたき合ってばかりの唐可可と平安名すみれが抱える思いが描かれた。(以下、ネタバレが含まれます)

Sunny Passionはまさかの予選敗退


スクールアイドル・Liella!が新たなメンバーを迎えて、ラブライブ!優勝を目指す本作。前回、地区予選で使用するため、Liella!は自分達のシンボルとなるステージを探す。その結果、澁谷かのんが見つけた“道”の上でのライブで地区予選を突破して東京大会への進出が決定すると、メンバーに加え結ヶ丘女子高等学校の一般生徒も大喜び。だが、そこで前回大会の優勝グループ・Sunny Passionが予選突破できなかったことが判明する。

Sunny Passionの2人(C)2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!


驚きに包まれるLiella!に連絡してきたSunny Passionは、悔しそうな表情を見せながら地区予選で負けた相手が、かつて代々木スクールアイドルフェスティバルで優勝をさらっていったウィーン・マルガレーテだと明かした。そして今年でスクールアイドルとしての活動を終えるふたりは、「スクールアイドルには3年あるけど、1回1回はこれが最後というつもりで挑んだほうがいい」と警告する。

地区予選を突破したお祝いにLiella!の面々はかのんの実家の喫茶店に集まるが、Sunny Passionからの言葉にしんみりムード。鬼塚夏美や若菜四季は「強硬手段でいくしかない」とマルガレーテに薬を盛ろうとするが、もちろんそれは止められた。1年生が去ったのち、残った2年生に対して部長の嵐千砂都は、2年生と1年生の実力差は明らかでこのままでは決勝進出は難しく、どうするべきかほかの4人の意見を募る。その場では「その事実を告げると1年生はがんばりすぎるから、今のままみんなで楽しく歌いたい」という可可の意見が採用され、練習メニューを変えるだけとなったが、平安名すみれは思うところがある様子。彼女は「ラブライブ!で結果を出さないと上海に連れ帰る」という可可の親との約束を知っており、結果を出すことが最優先だと考えていたからだった。

すみれと可可が抱えていた本音


翌日の練習前、すみれは「次のステージは2年生5人だけで立った方がいいと思う」と切り出す。その提案に「5人で勝っても意味がない」と反発する2年生と「勝ってこそ」と納得する1年生が真っ二つに。なかでもかのんは「Liella!全員で挑まなきゃ意味がない」と激昂するが、可可がそれを静止。すみれは練習場から駆け出していく。

実家の神社に戻っていたすみれは、「悪者になる覚悟はできていたはずだけど……」と思い悩んでいた。そこに1年生メンバーがやって来ると、4人は手をつないで声を合わせ、美しいハーモニーを聴かせる。それは自分達の思いをすみれに送り彼女の背中を押すための行為だったが、肝心の彼女は1年生の努力を知っているため「そんなのできるわけない」と2年生の5人だけで東京大会に挑むことを拒否する。

1年生メンバーたち(C)2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

自身の矛盾した言動にすみれが戸惑っているところに、可可がやって来た。彼女は改めて自身が憧れていたスクールアイドルらしく9人で楽しく歌いたいと語るが、すみれはついに「あんたと一緒にいたいのよ。3年間一緒にスクールアイドルやりきりたい」と本音を吐露。そしてかつて可可からもらったティアラを手に、彼女が抱える事情をみんなの前で明かす。すみれの本音を知った可可は、勝手に思いを抱えて苦しんでいたすみれを愛おしそうに抱きしめながら「大嫌いで大好き」と本音を告げた。

その様子を見ていた千砂都は9人で挑む東京大会に向けて、練習メニューを変更することを決める。翌日発表されたそれは、メンバーが引くほどハードなものだった。これを受けて、以前と同じように憎まれ口を叩き合う可可とすみれ。結束を強めたLiella!は、円陣を組んで改めて東京大会に向けて気合いを入れた。


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