車椅子を押して急いで逃げるアリサだが、車椅子に乗っている翔太朗は何か重い面持ちだ。アリサと翔太朗がエレベーターに乗ると、翔太朗が「刺していいよ」と話し出す。殺された誠一の恋人がアリサの姉であることなど、当時の事件について調べたことを続ける。
アリサの姉は藤森渚、つまりアリサも三森ではなく藤森アリサ。渚は誠一を殺した犯人が現場検証をしている時に、犯人目がけて車を猛スピードで突進。犯人を殺害し、自分もその事故で即死。父親は大学で責任を問われ自殺、母親は重度の精神障害を起こし今も入院中だという事実が発覚する。
アリサは何もすることがなくて死ぬことばかり考えていた時、榎木田病院長に呼び出され、この病院を舞台にした復讐劇について聞かされたという。カフェでの出会いも計画の一つか尋ねる翔太朗。あんなに楽しかった日々も、復讐のためか…という翔太朗に、アリサは複雑な面持ちだ。
翔太朗とアリサのデートシーンが回想される。夜に手つなぎデートをしていたり、アリサの誕生日をお祝いしていたり、浜辺の波打ち際でじゃれあっていたり。二人が本当に愛し合っていたと思わずにはいられない映像が続く。そして復讐のために近づいたのに「どんどん翔太朗のことが好きになった」と、アリサは迷いがあったことを話した。
翔太朗がアリサのナイフの持つ手を取り自分の首に近づけ、「復讐をやりとげてくれ」と話した時、再び停電が。そして電気がついた時には、アリサが自分の心臓にナイフを突き刺して倒れていた。「過去なんか振り返らないで、翔ちゃんとの未来を見ればよかった」といったアリサが息絶える。
警察がようやく313号室に到着。床に座っているように見えた工藤刑事に近づくと、上半身だけの工藤の姿が。榎木田病院長は、工藤の下半身を持って廊下を歩いている。その先に、アリサを抱いた車椅子の翔太朗。冷め切った表情で何かを決意している翔太朗が車椅子を動かし病院長と対峙したところで、ナースコールが鳴り響きEND。
このラストに、「最後の翔ちゃんの表情...どっちなんだろう...殺されに行ったのか、殺しに行ったのか」「最後翔ちゃんはアリサ抱えて院長の方に行ったのは、ほんとにアリサのことを愛していたからなんだよね?」「あの後どうなったのかな?と勝手にみんなで想像して、考えたり楽しんでる時点で秋元さんにやられてるわ」と、翔太朗と榎木田病院長のラストシーンの行方に想像がふくらむ。
また、「工藤刑事は死なないでほしかった」「工藤さん、加藤さんの分まで生きてて欲しかった」と工藤刑事の死に衝撃を受けるつぶやきや、「主人公と犯人意外主要キャストみんな死んじゃうって本当に衝撃的」「1番サイコパスなのって、復讐の原因作った息子殺した犯人じゃない」と“最恐”とうたう物語への率直な声も上げられた。
そんな殺人描写の連続の中、佐藤“翔太朗”と福本“アリサ”の幸せそうなデートシーンに「デートシーンめっちゃ良かった」「デートシーンまじでかわいい」「たぶん私デートシーン100回ぐらい巻き戻す」とファン胸キュン。怒とうの展開で終わった最終話は、「#赤ナス」が日本世界ともに1位。「#赤いナースコール」「#工藤さん」もトレンド入りして、有終の美で終えた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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