香取慎吾と岸井ゆきの、市井昌秀監督が9月24日、都内で開催された映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」公開記念舞台あいさつに出席。岸井が香取を写真撮影に誘えなかった理由を明かした。
本作は、裕次郎(香取)と日和(岸井)の夫婦を描く、大いに笑って、大いにヒヤリとして、大いに泣ける、ブラック“ラブ”コメディー。
改めて香取の印象を聞かれた岸井は「香取さんは香取さんですよ！ 皆さんがお思いの通りの香取慎吾さんだと思います。私はそうでした！」と笑顔で回答。香取は岸井から伝えられたことで印象的なものがあると言い「『圧倒的な香取慎吾』と」と岸井からの言葉を告白した。
香取が「“圧倒的な存在感の香取慎吾”じゃないんです。“圧倒的な香取慎吾”」と補足すると、岸井は「人間の中ですごいカリスマ性を持った方とかはいるんですけど、人間というのと香取慎吾さんはまた格が違う。分かります？」と熱弁。しかし、香取にはあまり伝わらなかったようで香取は「全く分からない！」と笑った。
また、フィルムカメラが好きでよく写真を撮影しているという岸井。しかし、香取には遠慮してしまい「写真を撮ろう」と言えなかったそうで、「他の共演者の方と写真を撮っているところに気を遣って(香取が)入ってくれたということがあって」と振り返る。
香取は「ゆきのちゃんのSNSを見ていたら、いろんな人と写真を撮ってて。『なんで俺にはあんまり言ってくれないんだろう？』って思って」と心境を吐露。続けて「それをさっき(岸井に)言ってみたら『写真を撮ってください』って言いづらかったというか言えなかったみたいで」と話し、「『なんでもっと気楽に言ってくれないんだろう？』と思っていたんですけど、いつの間にか気楽にそういうことを言えない人になっているっていうのがちょっと寂しくて(笑)」と心境を打ち明けた。
岸井は、お願いをしたら絶対に快く撮影をしてくれるとは思っている、としながら「でも、“圧倒的香取慎吾”さん。やっぱり怖気づいちゃう部分が(ある)」と告白。香取は「(自分は)結構裏に入ると静かな方なので、これからもっと自分からも言っていこうと思います」と決意を新たにしていた。
◆取材・文＝山田果奈映