女性アイドルグループ 創世記少女-Genesis Girl-(読み:ジェネシスガール)が、現在のメンバー編成で最後となるライブを生バンド編成で開催、第一章の完結を宣言した。
創世記少女-Genesis Girl-は名古屋発、オーケストラ×ラウドロックを基調にしたアイドルグループ。
そんな彼女たちが、9月23日にライブハウス・X-HALL-ZENでライブ「~儀式に歓喜と葡萄酒~ 第一章Last」をドラム、ベース、ギター、キーボード、シーケンスの生バンド編成で開催した。
この日、会場となった「X-HALL-ZEN」は満員。想定入場人数を大幅にオーバーしたため15分遅れての開演となったが、名古屋が誇るレジェンド級のバンドメンバー達が颯爽と登場すると、ブラームスの「交響曲第4番・第1楽章 Allegro non troppo」をサンプリングした楽曲「Look alive」からスタート。
そして、神々しく照明に照らされたメンバーのMeiとRicoが登場。猛々しいハイハットの合図から疾走感のある高速メタルナンバーがスタート。ツーバスの音圧と気合十分のMeiとRicoのパフォーマンスは会場の観客を圧倒した。
続くJSバッハの「小フーガト短調」をイントロにサンプリングした楽曲「偶像連鎖 〜アイドルレンサ〜」では圧巻のダンスパフォーマンスとギタリスト「ゴードン」テクニックに、冒頭から会場は熱気の渦に包まれた。
MC後はノンストップな高速ビートの曲が続く。アラベスクで始まる「フィーバー!!」、BPM200超えの「スーパーミラクルジェット!!!!!!(SMJ)」、ギターの速弾きが特徴のインスト「The Theme of Gordon」、ベースの高速スラップが印象的な「Fake」など、息つく暇もないバンドメンバーの渾身パフォーマンスと生音に負けない力強さ溢れる歌声が会場を魅了。
その後はメンバー・Ricoの別れに送るカバー曲「希望の光」から、バンドメンバー紹介、フルアニメのYouTubeが話題の「Loveless」と続き、本編は終了した。
アンコールで、Ricoは、Meiやファンへの感謝、まだ続けたいけどやり切ったと気持ちを述べた。
Meiは「Ricoには辞めて欲しくないけど、お互いの夢を尊重したいから」と涙ながらに話した。
最後にMeiが「私たちの歌はみんなの心に届きましたか?」とオーディエンスに投げかけるとこの日一番の拍手喝采が沸き起こり、クライマックスの中、代表曲「少年の詩 〜Humanism〜」を熱唱。涙ながらの叫びに、会場内の誰もが涙する終幕となった。
オリジナリティ溢れるコンテンツ性とクオリティの高い楽曲性が、一部の業界関係者やコアなファンからサブカル的人気を博している「創世記少女 -Genesis Girl-」。今回でユニットの第一章が完結したが、2023年には新たなメンバーを加え第二章が始まる。
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