2019年9月にアーティストデビューした「学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)」は、「現実世界とメタバースを行き来するダンス&ボーカルグループ」をコンセプトに活動する5人組ボーイズグループ。生身の姿とイラストレーター・冨士原良氏がデザインしたキャラクターの姿、ふたつを行き来しながら独創的な活動を続けている。
これまで生身の姿で活動する時には、サングラスやゴーグルをまとって素顔を隠してきた彼ら。だが、活動3周年を迎えた2022年9月2日、YouTube生放送番組内で素顔をファンの前に明かす決意をサプライズ発表!9月23日の3周年記念ライブ以降、すべてのコンテンツにおいて顔を出して活動している。
「全国に青春を届けた時に顔出しをしたい」と語っていた彼らだが、どんな思いで素顔解禁に踏み切ったのか。赤裸々な思いを語ってもらった。
──これまで顔を隠して活動してきた学芸大青春が、ついに素顔を解禁しました。ここに至るまでに、どんな道のりがあったのでしょうか。
南優輝(以下、優輝):顔を出すタイミングについては、以前からずっと話し合ってきました。年始に「今年はSNSに力を入れていこう」という目標を掲げて、YouTubeやTikTokに力を入れてきたんですが、正直なかなかうまくいかなくて……。その際、あらためて顔を隠していることについてみんなで考えました。
星野陽介(以下、陽介):僕としては、早く顔を出したいと思っていたんです。でも、このタイミングが望んていたベストタイミングかというとそうではなくて。たくさんの方に学芸大青春を知っていただいて、満を持して出したかったのが正直な気持ちです。その点で、悔しさ、敗北感はあります。そう甘い世界じゃなかったし、自分たちの音楽一本だけで勝負できたかというと、まだまだだった。逆に言えば、だからこそもう出し惜しみせずに顔を見せようということになったんです。
優輝:こだわり続けていたら、このままだと顔を出すタイミングは一生来ないかもしれない。それでも理想を追い続けるのか、使えるものは全部使うのか。自分たちの音楽を知ってもらうという一番の目標のために、タイミングを犠牲にしたという感じです。
内田将綺(以下、将綺):僕も望んでいたタイミングではなかったので、悔しさはあります。顔を出すって決断した時から、僕は「本当にベストなタイミングっていつだったのかな」と考えるようになったんですよね。ヒット曲が生まれた時なのか、音楽は浸透していないけれどYouTubeやTikTokでバズった時なのか、それで顔と名前をみんなが知ってくれるようになった時なのか。難しいところだなと思って。
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