――台本を読んで、どんな印象を持ちましたか?
すごくリアルだなと感じました。登場人物一人一人に表と裏の顔があって、それぞれが秘密を抱えていて。リアルな学生たちそのものだなと思います。
どれだけ友達と仲が良くても、ちょっとした秘密を抱えている人は案外多いと思うので、そういう部分も含めてすごくリアルだなと。
――本作は先の読めない展開が続きますが、幸澤さんは結末をご存知なのでしょうか?
実は知らないんです(笑)。なので、私も気になっています! 他のキャストの皆さんも結末を知らない状態で演じているので、合間時間にみんなで予想したりしています。
――美月を演じる上で意識していることはありますか?
美月は “ことなかれ主義”で何事もなく平和に過ごしていきたいという考えを持っているキャラクターなのですが、自分と似ているところが多いなと感じています。
それに、美月は周囲の人に対してあまり自分の本音を伝えないのですが、そういう部分も自分と結構似ているなと。なので、普段自分と重ね合わせながら、私が美月ちゃんの立場だったらどういう風に感じるかなということを想像しながら、役作りをしました。
――共演の櫻井さんはどんな方ですか?
櫻井さんはすごく優しい方です。私が緊張しているのをほぐすために、たくさん話しかけてくださって。先日、教室での撮影をしたときもすごく暑くて、みんなが手であおぎながら撮影していたのですが、扇風機を持ってきてくださったんです。周りをよく見ている方だなと思います。
――では、藤原さんは?
藤原さんは面白くて、明るい方です。現場を明るい雰囲気にしてくださるので、私自身すごくやりやすいですし、優しい方だなと思います。
――合間時間に話す中で印象的だったことはありますか?
藤原さんに「緊張しないんですか?」と尋ねたら、「クランクインの時は緊張する」とおっしゃっていて。理由を聞いたら「ドラマの役を演じるのは、クランクインの日が初めてだから、自分自身もどういうものを感じるか分からないから、すごい緊張する」と話されていました。
きっと、毎回新鮮な気持ちで作品に臨んでいるからこそ、(役に)入り込むような演技ができるんだなと感じました。