――去年、MIYAVIさんの「Hush!Hush!」にダニエルさんがフィーチャリングしましたが、今回は「TPIR」でMIYAVIさんがフィーチャリング。MIYAVIさんの印象は?
実は、前回も今回もzoomを通してのやりとりで、まだ実際にはお会いしてないんですよ。でも、話してるともう「ヒョン!(※男性が親しみを込めて年上の男性を呼ぶ言葉。“アニキ”“兄さん”といったニュアンス)」って感じでした。それと、ものすごいイケメンでした!!!
――フィーチャリングと言えば、「Loser」では、ちゃんみなさんが参加してますよね。この曲の韓国オリジナル版では男性がフィーチャリングしてましたが、日本語バージョンで女性にしたのは、何か理由が?
ちゃんみなさんが韓国でレコーディングをした際に、たまたま僕の会社のレコーディングブースで作業してたんですよ。当時、僕も「Loser」のフィーチャリングアーティストを探してて、ぴったりのタイミングでコラボレーションが成立したんです。
――今回の「Joy Ride」には、この「Loser」の他にも、韓国で5月に発売したアルバム「THE STORY」から計4曲が日本語バージョンで収録されてますね。この4曲を選んだ理由は?
日本のファンの皆さんに最も気に入ってもらえる曲は何かな?と迷ったんですが、気軽に聴けて、「Joy Ride」とも似合うような曲、と考えて、最終的にこの4曲に決めました。
――ダニエルさんの日本語の発音がとても正確で驚きました。「つ」「ざ」「ず」などの発音は韓国語には無いから、難しかったと思うんですが、ダニエルさんは本当にきれいな発音で、かなり努力したんだなぁと思いました。
ありがとうございます。僕のA&Rチームに日本語が上手なスタッフが居るんです。また、日本のレコード会社のスタッフさんからもいろいろ教えてもらって、頑張って勉強しています!
――タイトル曲の「Joy Ride」は、とても前向きなエネルギーを感じました。制作中のエピソードがあったら教えてください。
MV撮影のときにおいしいものをたくさん食べたんです。2日目の朝にすき焼きを食べたんですが、それがすごくおいしくて!おかげで、雨が降る中での撮影も楽しくできました。
――現在、「STREET WOMAN FIGHTER」に続き、「STREET MAN FIGHTER」でもMCですね。今回は出場者が男性ダンサーなので、刺激を受けることが多いのでは?
はい。パフォーマンスを間近で見てると、「僕も踊りたい!」って思いが大きくなります。皆さんとてもスキルが高いダンサーさんばかりなので、見ているだけで悟りを得る感じがして、毎回幸せですね。
――今後のダニエルさんのパフォーマンスにも良い影響を与えそうですね。では最後に、日本のDANITYにメッセージをお願いします。
僕がリリースした曲を通して皆さんが一緒に楽しめたら、僕はそれで幸せになれるし、それが僕にとって大切なことなんです。皆さん、いつも本当にありがとうございます!
「お家大好き」の超インドア人間の彼は、オフのときは“オリ”と“チャンア”という「ただただ存在自体がかわいい」2匹のネコと過ごしながら、「すごく楽しい!」というゲーム「The Last of Us Part1 REMAKE」に夢中になって、リフレッシュしている様子。
多ジャンルの仕事で刺激を受け、プライベートでは趣味に没頭しながら、それを音楽に還元してパワーアップを続けるKANGDANIEL。日本でもその魅力を爆発させる日は、もう目の前だ。
構成・文=鳥居美保