コスプレイヤーでありながらグラビア、音楽活動、メイドカフェのプロデュースなど多方面で活躍する火将ロシエルが、イメージDVD「Never ever」(リバプール)を9月30日(金)に発売する。今年の夏、タレント兼社長(後にタレントに専念)を務めた株式会社コプルトから、真野恵里菜や藤本美貴らが所属するジャストプロに移籍した火将。そして、4枚目にして火将にとってのラストDVDとなる今作では、これまでの3枚とは一味違う、“ガチのグラビア”に挑戦している。事務所の移籍とDVDへの終止符を立て続けに発表した火将に、これまでの活動の振り返りと心境の変化、さらにコスプレを始めて15周年となる火将から見た現在のコスプレ界について語ってもらった。
――まずは今回の作品をラストDVDに決めた背景を教えてください。
事務所を移籍して、新しい環境でいろいろと挑戦させていただく機会が増えたこともあって、心機一転という意味合いもあります。本当は前作をラストにするつもりだったんですが、ファンの皆さんの熱い希望もあって、今回を本当のラストということにさせていただきます。
――作品のこだわりについても聞かせていただけますか。
今までDVDは3枚出してきましたが、全部コスプレが入っていたんです。1枚目はメイドさん、2枚目はエルフ。3枚目ではレベル999の勇者になったので、それでラストのつもりだったんですが、皆さんの熱い希望があって、今回が4枚目。本当のラストということでコスプレを封印して、ガチの真面目なグラビアに挑戦しました。素の私がいっぱい入っています。
ラストということでウエディングドレス風の水着を着ました。他にはOL風スーツも着たんですが、スーツからの水着への展開がドキドキでした。泡風呂のシーンもすごく印象的でしたね。
――コスプレとグラビアの違いはどう感じていますか?
同じ露出度でも、コスプレだと変身アイテムを身にまとっているから恥ずかしくない、みたいな感じなんですが、グラビアだと自分を出さなきゃいけないので、素の部分を見せる恥ずかしさはすごくあります。
1枚目のDVDはグラビア自体が初だったんですが、静止画で決めのポーズを撮ってもらうコスプレとは違って、常に動かなきゃいけないという難しさがありました。
普段、キャラクターのコスプレをする時は、再現度を高めるために「いかに自分を消すか」ということを意識しているんですが、グラビアでは自分を出さなきゃいけないので大変でしたね。
でも2枚目、3枚目と出していくにつれて徐々に慣れていって、3枚目の時には恥ずかしさは全くなかったです。