『舞いあがれ!』トレンド入りスタート 「癒される」と話題のヒロイン幼少期・浅田芭路は朝ドラ3作目の売れっ子

2022/10/03 20:00 配信

ドラマ レビュー

「舞いあがれ!」第1回より(C)NHK

連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)が10月3日、スタートした。初回は1994年4月、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の幼少時代からのスタート。ヒロイン幼少期を演じる9歳・浅田芭路(あさだ・はろ)に注目が集まった。

舞、小学校3年生に

【写真】ぱっちりした目がキュートな“舞”浅田芭路(C)NHK


同作は、1990年代から現代を舞台に、ヒロイン・舞がものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、夢に向かっていく挫折と再生を描く。ドラマ「心の傷を癒すということ」(2020年)で阪神・淡路大震災後の“心の絆”をていねいに描き注目を集めた脚本家・桑原亮子氏によるオリジナル作品。

第1週「お母ちゃんとわたし」では、小学3年生に進級した舞の日常が描かれている。原因不明の発熱が解消しない舞。父・浩太(高橋克典)と母・めぐみ(永作博美)は医師から環境を変えることを勧められ、生まれて初めて母の故郷、長崎・五島を訪れる――というストーリーが描かれている。

1993年の東大阪の日常を描く


初回では、体が弱く熱を出しがちな舞のキャラクターが描かれた。始業式の後7日も学校を休んでしまってめぐみに「今日も休んだ方がええかなぁ」と訴えたり、やりたい係を言い出せなかったりと、引っ込み思案な様子の舞。

心をゆるして話しかけられるのは、学校で飼われているウサギの“スミちゃん”だけ…。そんな舞の日常に、東大阪の活気ある町工場や、頭上を旅客機が飛び交う風景が重なっていく。

1990年代のありふれた日常風景の描写に、視聴者も共感を覚えて見入ったよう。「自分の小学生時代を思い出して朝から温かい気持ちになった」「小学校のウサギ小屋、飼育係、懐かしい!」といった声が上がった。