上川隆也「遺留捜査」が2年ぶりに復活!『糸村らしさは健在』

2017/05/30 05:00 配信

ドラマ

新シリーズは京都が舞台。歴史と文化が息づく古都で、糸村(上川隆也)の活躍を描く(C)テレビ朝日

テレビ朝日系では、これまで人気シリーズを数多く輩出してきた“木曜ミステリー(夜8時)”枠で、人気シリーズ「遺留捜査」の第4シーズンを7月から放送することが分かった。なお、これで本作はテレビ朝日の“ゴールデン帯ドラマ枠”完全制覇となる。

同ドラマは、事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁する刑事・糸村聡(上川隆也)の活躍を描く。糸村がただ事件を解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで、視聴者をとりこにしてきた。

第4シーズンとなる本作では、前作までの警視庁月島中央署から歴史と文化が息づく京都を舞台に変え、糸村の新たな活躍が始まる。

糸村が着任するのは、強行犯捜査を担う京都府警捜査一課の中にあり、特殊な事情のある案件に優先的に投入されるチーム「特別捜査対策室」、通称“特対”。

世間の耳目を集めるような派手な事件から、高度な情報管理が義務づけられる隠密捜査、他府県との合同捜査などを担当するプロフェッショナル集団で、難事件を鮮やかに処理することから“火消し”とも呼ばれている。

今回、糸村とコンビを組む女性刑事・神崎莉緒を、数々の作品で圧倒的な存在感を放ってきた栗山千明が演じる。また、段田安則戸田恵子 永井大ら豪華実力派キャストが集結。そして甲本雅裕演じる、おなじみの科捜研係官・村木繁が引き続き登場するのも、「遺留捜査」ファンにはたまらないところだ。

舞台を京都に移し、新たなキャストを迎え、さらなるパワーアップを果たす第4シーズンに期待したい。

上川隆也コメント


前作のスペシャルから約2年ぶり。連続ドラマでまた糸村を演じられるとうかがった瞬間、混じりっけなしにうれしかったです。舞台は京都に移りますが、糸村本人は職場が変わることについて、まったく重く受け止めていない様子。

そのせいか、演じている僕自身も肩に力が入ることなく、これまでのシリーズ同様、“ぬるっ”と糸村になりました。自分でも不思議なぐらい、撮影初日のファーストカットから糸村聡がそこにいました。

シリーズが始まって6年がたちますが、糸村という男は変わらないな、としみじみ感じます。そのあまりの揺るぎなさに、感心すら覚えました。糸村の奔放な感性は、僕が演じてきた他のどんな役も持っていないもの。

6年を経て、糸村という役の“唯一感”ともいうべきものをより強く感じています。環境もメンバーも変わって、これまでとはまたひと味違った作品になりそうですが、今シーズンでも糸村らしさはどこまでも健在です。

また、「遺留捜査」はただ事件を解くだけではなく、なぜ事件が起きてしまったのか、その因果のさらに一歩先をひもといていく物語。そこが他のドラマにはない要素ですし、大事に作っていきたいと思っています。

栗山千明コメント


豪華な共演者の方々に囲まれて緊張していますが、これまでのシリーズのファンの皆さまに受け入れていただけるよう、頑張っていきたいと思います!

私が演じる神崎莉緒は、真っすぐで真面目で真っ当な刑事。だからこそ、糸村さんの個性的な面が強調されるようになれば…と思いながら演じています。糸村さんは、やはり人とは違う視点をもっているところが面白いですね。

糸村さんの捜査からは、事件の奥に隠れた人の思いを感じることができます。新シリーズもそんなストーリーが詰まっていますので、ぜひ楽しみにしていてください!