サラ・ジェシカが「ホーカスポーカス」第1弾のキャストに抜てきされたのは、「SATC」にさかのぼること5年前。ニコラス・ケイジ主演の「ハネムーン・イン・ベガス」で1人2役を演じていた頃だ。そして彼女は俳優としての活動のみならず香水をプロデュースしたり、ファッションブランドを立ち上げたり、歳月が流れて2010年代に入ると、米・フォーブス誌が発表する「世界で最も稼いだ女優」ランキングで1位を獲得した年も。
大セレブの座まで手にしてしまった彼女だが、どんなに預金額のケタが増えようと、“サンダーソン3姉妹の末っ子”であることには変わりがない。この「ホーカスポーカス 2」には、心底、配役を楽しみ、お姉さん格のベットやキャシーと呼吸をぴったり合わせるサラ・ジェシカのエンターテイナー魂が刻まれているのである。
◆文=原田和典
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